第25話
『これは君の意思だよ、君はずっと僕をここに入れない選択肢だってあった。だけど君が…君が僕を求めたんだよ?僕は気付いていなかったのに、君が僕に気付かせてしまったんだ。それなのに今更僕を愛してないなんて言わないよね…?』
白川は言いながら露になったかすみの左胸を人差し指でトントンと押す。
「わ、分かりません…貴方がなんの話をしているのか…」
『僕は君を愛していて、君も僕を愛しているってだけの話だよ。君は僕の大切な月だ、見つめれば見つめるほど愛おしくて狂おしい…たった一つの…僕だけの…僕を照らす月』
「ち、ちがいます…」
『違くない、今僕達がこうしているのが答えだ。僕は月を…君を掴んだ、もう離さない』
ニッコリと暗い笑みを浮かべた白川は、かすみの舌を吸いながら、徐々に下腹部へと手を伸ばし、かすみの甘い喘ぎを聞きながらトロトロと愛液の溢れ出す秘部へと長い指をゆっくりと差し込んでいく。
「!あぁ/////んっ、やぁ、ああ/////」
『気持ちいいね?心が通じ合うって凄いでしょ?君が今感じてる快楽は、肉欲じゃない。僕達は肉体がなくたってこうして愛を確かめ合えるから。これが本物の愛だよ』
白川は頬を紅潮させながらかすみの中で動かしていた指を増やし、浅い部分を指ですくうように動かしたり、膣の奥をいやらしく撫でながら囁く。
そうしている内に地面に押さえ付けていたかすみの体がビクビクと激しく跳ね上がったのを感じると、差し込んでいた二本の指をゆっくり引き抜き、指に絡み付くように滴るかすみの愛液を舐め取り始めた。
かすみは激しく胸を上下させながら甘い快感の余韻に浸ったまま、潤んだ目で呆然と白川を見つめていた。
そして次に白川がかすみへと何か問いかけたが、かすみの耳には何も入らず、ただ妖艶な仕草で指を舐める白川に目を奪われていた。
「はぁ…はぁ…、」
『………………』
そんなかすみに白川は陰った瞳を細め、歪に口を歪ませた。
『ほら、もう僕しか見えない』
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