エピソード1 有勝(ありがち)サブエピソードA
――
この
娘:「出かけてくる。」
母:「どこに?誰と?」
娘:「誰だっていいじゃん、友だち。」
母:「友達って、女の子?男の子?」
娘:「どっちだっていいじゃん!うざっ!」
母:「親に向かって、なんてこと言うの?男の子だったら、2人きりで遊んではダメよ!」
――娘は外へ
ここで、
―― お婆ちゃんに
雪華の心の声:「
お婆ちゃん(雪華):「あの~、ママさん?ちょっと良いかねぇ?」
母:「どうかしました?おばあちゃん。」
お婆ちゃん(雪華):「ママさんは、あの子を信じてないのかい?」
――母親がハッとする。
母:「えっ?なんでですか?」
お婆ちゃん(雪華):「ママさん、
母:「ハラスメント?私が?どこがです?性別は関係ありますよ!もしも何かあったら、どうするんですか?親として当たり前のことを言っただけです!」
お婆ちゃん(雪華):「何かあったら?って何だい?何があるんだい?」
母:「何って、アレですよアレ!まだ子供なのに、その・・・
お婆ちゃん(雪華):「
母:「信じるって、どう信じれば良いんです?もしものことがあって、子供でもできたら、それこそどうするんです?」
お婆ちゃん(雪華):「ママさん、あんたは子供がどうやってできるのか、そうしたらできないのか、あの子に教えたことはあるかい?そっちの方が大事な事じゃないのかい?あとは、あの子本人を信じてやれば良いじゃないのかねぇ?子供というのは、ダメだダメだと言えば言うほど、反発するものだよ。ママさんも昔はそうだったろ?」
母:「え?私は・・・、
お婆ちゃん(雪華):「やだねぇ、大人になると、子供の頃の心を忘れる人は多いものだけど、どんな大人にだって、子供だった頃があるだろうよ。よ~く、思い出してみなさいな。」
母:「そんなの・・・思い出せません!」
お婆ちゃん(雪華):「そうかね、脅かすようで悪いけど、あんまり
母:「・・・。」
――母親はふと父親と
お婆ちゃん(雪華):「少しは思い出したかね?ママさんが、あの子に口うるさく言うのは、自分らが
母:「確かに・・・。」
お婆ちゃん(雪華):「あの子はママさんが思うよりも、ずっとしっかりしているよ!」
母:「それでも心配なんです。」
お婆ちゃん(雪華):「ならば逆に、『お友達と遊ぶなら
母:「なるほど、確かに!」
――それじゃあ、
雪華:「先ず、
――なるほどなるほど、
お母さんと娘ちゃんの関係が、この先、今よりも良くなっていきますように!
それじゃ、また会う日まで、アデュー!
(エピソード1は更につづく サブエピソードA完 ナレーションは天の声でした!)
四智円明に月輝る たこやきこうた @takoyaki-cottasan
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