四智円明に月輝る
たこやきこうた
エピソードZERO:四智円明に月輝る 転生した禅師と式神の誕生
――
白蓮:「う・ふんふ~ん♪う・ふふ~ん♪」
お菓子作りは、白蓮のリラックス法であり、相談者や式神たちへの「お・も・て・な・し」の一環としている。
実はこの白蓮、現代のオネエ様系カウンセラーに転生した
白蓮の年齢性別不詳で、体格はマッチョ系で背が高いので、一見すると、「チビT」が似合いそうな「オラオラ系」に見える。
白蓮の日常をちょいと
白蓮:「今日は、心を落ち着けるためのマインドフルネスの基本を教えちゃうわよ~。まずはねぇ、深い呼吸をしてみましょ♪」
相談者
白蓮:「ゆっくり目を閉じて~、自分の呼吸に意識を向けてちょうだいね~。吸う息、吐く息に集中することで、心を落ち着けることができるのよ~。ちがうちがう~、チカラ入りすぎ~、体を楽にして~、肩の力を抜くのよ~。」
相談者初音:「あっ、はい」
白蓮:「あらやだっ!のみ込みが遅いわね~、解釈不一致だわ~、ちょっと休憩しましょ♪」
相談者初音:「あっ、はい」
白蓮:「
相談者初音:「先生、お気遣いありがとうございます。いただきます。」
白蓮:「リラックスできたようね♪ 続きをしましょ~」
相談者初音:「とても美味しかったです。ごちそうさまでした。」
白蓮:「それじゃあ、いくわよ~、心の中に広がる静けさを感じて~、
呼吸を通じて、体と心が一つになる感覚を味わいましょ~。全集中よ~。」
――相談者初音、マインドフルネスに全集中。リラックスできている様子。今にも眠ってしまいそう。
白蓮が過去に交わした契約について回想して
白蓮:『
――今まさに、白蓮お手製の「編みぐるみ」に込めた祈りによって、三体の式神(
白蓮: 「さてと、やりますか!やられますか!やっちゃいますか!」(両手の人差し指と親指で2つのきゅんハートを作って見せながら)「編みぐるみに祈りを込めて、あ・げ・る♪雪華、炎華、華丸、あたしの祈りに
――三体の式神が、月の灯に
雪華 は、冷静で知的な口調と強い意志で、頼もしい存在。
青い
火華 は、情熱的な
華丸 は、
モフモフの毛とプニプニの肉球は周囲を癒し、彼のフレンドリーで優しい言葉は、周囲に希望を与える。
雪華: (不敵な笑みを浮かべながら静かに話す)「多少の苦痛はつきものです!
炎華: (無邪気に動き回りながら)「悪い子は、うちの
華丸: (お座りして
――相談者のカウンセリングや
そして、今日もまた・・・。
雪華:「みんな、
炎華:「うち、みんなからワガママとか激しすぎって言われる!おかしくな~い?おかしくなくなくな~い?」
華丸:「おいら、声をかけているだけで、本当にみんなのお役に立ててるのかな・・・不安でしかない・・・。」
白蓮は、式神たちの
白蓮:「あらあら、みんな、どうしちゃったのよぉ?今日はねぇ、
雪華・炎華・華丸「フィナンシェ!!!」
白蓮:「あらやだ!ハモったわね!オレンジピールのお茶を
――白蓮は、
白蓮:「さあ、め・し・あ・が・れ♪」
――式神たちはお腹を満たすと気持ちも豊かになったようだった。
白蓮:「みんな元気になったわね♪あんたたち、
――確かに!式神たちのお腹も心も、満たされた様子だね。
また明日も、今を楽しんで、どこかの誰かを助けてくれると信じようじゃないか。
読者の皆様、また会う日まで、アディオース!
(ナレーションは天の声でした エピソードZERO完)
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