第5話
「担任は一応マッポに言ったらしいんだよね。自分の生徒に暴行されたって」
「ほう?」
「担任も無い頭必死に働かせたみたいなんだ。一週間どうしようか考えてそれからマッポに通報した」
兄貴はもう意味が分かったらしく肩を揺らして笑ってる。ダウンが擦れてカサカサ音が起っていた。
「そしたら警察が家に来たんだよね。いつだったっけな……兄貴たちが警察と鬼ごっこしてた時かな……?」
「あぁ、あの日か。で?なんだ?その先は!?」
未來くんはまだ何も分からないらしく俺の答えを急かして来る。ツンツンに立てられた真っ赤な短髪がストーブの光に照らされて艶々輝いている。
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