第2話
「なんだよ?学校クビになったのがそんなにショックか?」
「クビ言うなよ」
「先生殴って半殺しにしたお前が悪い。ほら行くぞ。アイツら待ってる」
春休み間近だった14歳の俺は、理不尽に俺を叱って仕舞には殴りかかって来た担任教師を殴った。
あれは正当防衛だったんだ。
俺は兄貴の単車のケツに跨りながら金髪を乱暴に掻いた。
確かに途中からは「一年間の礼をしてやろう」とモードを切り替えたのは認める。だけどなんでこれから中3だっつぅ俺が学校をクビになった?
「まじでムカつくんだけど」
たまり場に着いて早々にそう呟いた俺は兄貴の仲間たちにゲラゲラ笑われた。
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