""もう一度宿した灯り 三章(中編)

第18話 仲間との最後Ⅰ

保健室の扉をノックしてから開けて「失礼します。少し頭痛がするので休みに来ました。」と私が言うと保健室の先生が現れて「そう、一人で来たみたいだけど痛みは平気なの?」と保健室の先生が言うので「あ、私が扉を開ける前に着いたから戻って良いよと彼に言いましたので一人ではありません。それにこの時期は授業内容を聞き逃すと大変ですしね。痛みは平気です。」と言うと「痛みがないならベットで少し横になれば午後の授業は多分平気でしょ?まあそれはまた貴方に聞くわ。とりあえず横になりなさい。」と言うので「そうですね。午後の授業は行けますよ。」と言いながら私はベッドの方に移動して横になるのだった。

しばらく経つと昼休みの鐘が鳴り、保健室が「体調は平気?授業受けられる?」と聞いてきたので「ええ、体調は良くなりました。授業は受けれますよ。」とベッドから下りて「わたしは教室に戻りますね。」と言いその後少し保健室の先生と話してその場を後にするのだった。

廊下を歩いていると「あ、居た。」と奏がこちらに向かっているのを見ていると良く見たら夏暉までも居たので「なんで夏暉も居るんだ?」と私が言うと「別に良いでしょ夏暉が居ても、それに心配だから来てくれたんだよ。礼を言わないとだよ優斗。」と奏が言うとそれに続けて「そうだぞ吉田、俺に感謝しろよ。」と言いながら廊下の真ん中にある階段を上り「ほらこいつにそんなことを言うと変なことを言い出すぞ」と奏に言うと「いやさっきのお前よりは変じゃねぇよ。」と夏暉が言い「でも優斗ほんとに大丈夫なの?」と奏が聞いていきたので「ああ、少し夢でも見てたのかも知れない。」とそんなことを言っていると教室に着いて扉を開けると「おう吉田、体調は平気か?」と村田先生が聞いてきたので「はい、体調は平気です。」と言うと「それは良かった。そういえばお前の飯ないけど買いに行くか?」と言うので「ならお言葉に甘えて。」と言うと「コンビニで良いよな?午後の授業もあるし買って学校で食べろ。車持ってくるから中央玄関で待ってろ。」と村田は言いながら教室を出たので私は奏と夏暉に「とりあえず行ってくる。」言うと「行ってらっしゃい~」と手を振られたので私も教室を後にするのだった。

階段を下って靴を履き替えていると村田先生がやって来て「おい吉田行くぞ」と言うので車に乗り「ファミマが一番近いからファミマで良いよな?」と村田先生が聞いてきたので「良いですよ。買って貰う身ですから。」と言うと「そうか。」とそんな会話をしているとファミマに着いた。学校からファミマまでの距離は車で一、二分なため早く着いて私と村田先生は車から下りて店内に行きご飯を買って車に戻ると「そういや吉田、お前授業中なにがあったんだ?」と村田先生が車のエンジをかけながら聞くので「きっと夢を見ていたんだと思いますよ。」と言うと「いやお前授業中ずっと起きていただろ。」と言ってきたのでどう言うか悩んでいると「まあいいや着いたぞ。お前先に下りて教室に戻ってろ」と村田先生が言うので「ご飯ありがとうございます。」と私は車を下りて教室に戻るのだった。

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