第14話 "優斗"Ⅰ
信斗が逝ったのを見てしばらくすると「信斗の願いは果たせたんだね。で君き信斗と居た方の魂かい?それとも奏君達と居た方の魂かい?」とネオの声がしてそちらを向いて「私は奏達と居た方だよ。」と言うと「そう、なら良かった。そろそろ灯火が流れる頃だけど君も一緒に見るかい?」と言うので「ああ、見るよ。」と言うとネオの隣に居たエンジェルが現れて「それでは、二人ともこちらに。」とエンジェルが言うとまた魔方陣みたいなのが出てきてエンジェルは続けて「こちらに。」と言うのでネオとそれに乗ると光が辺りを包んで光が消えるとそこに広がるのは夜空を灯す流星群が次々に流れていく。「ここ、綺麗でしょ。僕とエンジェルのお気に入りの場所のんだ。」とネオが言うので「ああ、綺麗だ。奏と一緒に見ると約束したのにな……。でネオ私をここに連れ出したと言うとは何か目的があるのだろう?」と聞くと「もうこの際ですから良いのではないですか?」とエンジェルがネオに言うと「そうね。なら"優斗"に告げちゃおっか。"優斗"君はもう死んでいるんだよ。君は本当はあの世界に留まってはいけない存在だったんだ。」と訳の分からないことを言うので「まて、私は今ここに立ってネオ、そしてエンジェルと話しているじゃないか!」と私はそれを否定したくて言うと「"優斗"、君はまだ気付いてないけど奏と放課後歩いて居た時君はトラックに轢かれたんだよ。今日僕達が逢う朝君は車のクラクションを聞いたはずだよ。」とネオが言うと「まだ"優斗"様に言っていなかったことですがあの灯火の隕石が人の目の前に落ちる時それは迎えに来ましたと言う知らせなのです。」とエンジェルも言うので「朝、奏の声とクラクションは聞こえた。それでも目の前に落ちた時他にも人が居たじゃないか。それに周りの人だって駆け付けて来たじゃないか!」と私が言うと「それは偶然その場所におかしなやからが居ただけ。だから周囲の人は追いかけてたの。だから僕達を追っていたんじゃなくてそいつらを追っていた人々なの。」とネオとエンジェルの言葉が私の記憶と繋がっていき私は全て思い出すのだった。
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