第11話"失斗"と"優斗"
魔方陣みたいなのが光始めて少年の姿が現れた。その少年は黒髪で私より少し背が低く現れた少年には少しの涙があった。「君が"失斗"君かな?」とネオが言うといきなりその少年は私の所に走り始めて私に向かって「お父さん!何でこんな所に居るの?もう逢えないかと思った!」と泣きながら私に抱きついてきた。
ふとこの子を抱き締めたいと私の何かが叫んでいたので私はそっと抱き締めた。少し経ってから「落ち着いた?」と私が聞くとその子は「うん、」と言うとネオが「"失斗"君、その人は君のお父さんであってお父さんじゃないんだよ。」優しく言うとその子は私から離れて「でもお父さんに似ているよ。」と涙を拭きながら言うので「落ち着いた?私の名は”吉田優斗”だよ。だから君のお父さんじゃないんだ。でも君を見たとき初めて出逢った感覚はしなかった。ネオこの感覚は何なんだ?」と私が聞くと「やっぱ君の魂はこっちに来れなかったんだ。君とその子は以前その子が生きていた時君はその子の親だった。そしてその子と両親は何らかの原因で亡くなったけど”失斗”君だけがここに来てしまい、お父さんの方は中途半端に次の生に逝ってしまって今に至ると。そういう事でしょ?」とネオが言いそれに続いて「となると、ネオ様”失斗”君の未練が消えるかもしれませんね。」とエンジェルが言った。「まずは”失斗”君何で君はそんな名を名乗るかな?あと君の過去を少し教えてほしいな。」と優しい声でネオが言うとその少年は語り始めるのだった。
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