第7話1日の終わり
「玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを切ってー」
とテキパキと手慣れ手つきで俺はカレーを作り始め45分は程でカレーを作り上げる。
「雄也!晩御飯出来たから取りに来てー!。」
とダイニングで寛いでいるであろう雄也に呼びかける。
すぐにキッチンの方に雄也が顔を出す。
「おおーいい匂い!今日の夕飯はカレーか!」
といいなから鍋の中を覗き込む。
「ちょっと待っててね!雄也は大盛りだよね?。」
「うん 大盛りで頼む。」
俺は改めて炊いてあったご飯を皿に大盛りに盛り付けルーをかけて雄也に渡す。
「はい これ雄也の分」
「おう!サンキュー」
自分の分もさっと盛り付けてから席に着く。
「じゃあ いただきます」
「いただきます!」
といいカレーを食べ始める
「んまっ!流石に愛菜の手料理だ。」
「いやいや、レシピ通りに作ってるから多分他のカレーと違いないよ?。」
「なんか愛菜が作ってくれると何でも一番美味しいだよなー。」
「もうそこまで褒めてもおかわりしかでないよ!雄也おかわりいる?。」
空になった皿を見ながら聞く。
「流石に自分で注いでくるから。」
「美味しいって言ってくれたお礼に私が注いであげる!。量はどうする?。」
「大盛り。」
ぱっぱと注いで雄也の前に皿を置き席に着く。
「愛菜 ありがとう。」
「どういたしまして!」
その後は適当に話をしながら夕食の時間が過ぎるのだった。
「「ご馳走様でした!」」
食器を洗おうと立ち上がると、
「愛菜 皿は俺が流石に洗う。料理も作ってもらって後片付けまでしてもらったら俺がダメ人間になるような気がするから」
「そう?別に気にしなくてもいいのに」
「いやいや!俺が気にするから!だからそのままにしてて!」
と止められてしまった。
「それよりもう19時半だし家まで送るよ。」
「げっ!もうそんな時間か帰るか。」
全国のJKの門限がどうかはわからないが小鳥遊家は確か門限19時半だった気がする。
愛菜の父は愛菜を溺愛しているのでゲームのイベントでも雄也と愛菜がデートして20時過ぎてから帰宅した時も門限が超えてるとかで父から説教されているのだ。
玄関で靴を履き雄也の家を出ると俺の家が真横にある。
家は隣同士なので帰宅する時は30秒くらいで自分の家に帰れるが毎回わざわざ雄也は送り迎えをしてくれる。
何でも愛菜に何かあったら心配だからだそうだ。
「じゃあ またね」
「おう!また明日」
といい俺は家の中に入っていく、
その後は、特に何もなくお風呂に入り、歯を磨いたり等して就寝の準備をする。
それにしても今日は色々あった自分が昔していた恋愛ゲームのヒロインになったり、栞先輩を含めて他のヒロインとも顔合わせしたし、ミッションの為とはいえ、元男同士の俺らが雄也を取り合うことが決定もした。
けどそれ以上にまだ一日目だけど雄也に会って桃に会って会社員時代よりは今の生活が充実しているなと思う。
会社員のままだったら誰にも必要とされずに心が摩耗していくだけやけど今は俺も必要としてくれる人たちが少なくとも何人かはいるそのことがとてつもなく嬉しい。
何があるかわからないけど明日も楽しもうかな!
と電気を消した。
。
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