第6話

「死ねないよ、そんな所じゃ」



そんな時だった。



足音もなく現れた女の子が、わたしをそう嘲笑ったのは。



「あ………」



その子はわたしと同じセーラー服を来てた。



クラスメイトにこんな場面を見られてしまうなんて。普通ならそう考えると思う。だけどその時のわたしは、悔しくて恥ずかしくて、べそをかきながらその子をチラチラと横目で見る事しか出来なかった。

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