3

選択肢:シェフに味方する


 船長あなたはシェフに味方をした。エンジニアは怒ってエンジニアルームに帰っていってしまった。


「食事の良さが分かる船長でよかったデス」


 シェフはうれしそうに言った。

 船長あなたはしばらく、シェフと雑談に花を咲かせた。どうやらシェフは宇宙怪物を使った料理で人気を博しているらしく、自ら狩りに行くこともあるらしい。


「ワタシはいつでも宇宙怪物を捌けるように包丁を常備しているのデス」


 そう言って、シェフは船長あなたに包丁を見せてくれる。最新鋭の宇宙出刃包丁は、なんと刃が伸びるらしい。これを使うことで身の丈ほどの宇宙怪物すら捌けるんだとか。


 そんな雑談をしているうちに時計は食事の時間を指した。シェフは何かを思い出したかのようにアッと言った。みるみるうちに顔が曇っていく。

 シェフは深刻そうな、それでいて申し訳なさそうな顔をして船長あなたに申し出た。


「実は厨房にある食料が十分ではないようなのデス。しかし、ワタシは仕込みをしなくてはなりまセン。もしよろしければ、倉庫まで取りに行ってくれないデスか?」


 船長あなた


食料を取りに倉庫に行く→7へ

我慢してもらう→9へ

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