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選択肢:エンジニアに味方する


 船長あなたはエンジニアに味方をした。シェフは肩を落として談話室から去っていった。


「エネルギー効率の大切さがわかる船長でよかったよ」


 エンジニアは頭が痛そうに言った。


「自己紹介は不要だ。お前がこの船の船長だな。俺はこの船のエンジニアとして雇われたものだ。ところで、お前はこの宇宙船についてどう思う?」


 船長あなたはしばらくエンジニアと宇宙船についての談義を交わす。どうやら、エンジニアは最近独立したばかりらしい。


「この船の運航も俺にかかれば効率的にできる。無論、お前の命令ありきだがな」


 エンジニアは船長あなたを頼もしそうに見つめた。どうやら、腕に自信があるようだった。


「そういえば、搭乗の前、人員トラブルだとかで宇宙船の安全点検を俺自身がやっていないんだ。前任者のレポートもいまいち信用できんしな」


 ふと、思い出したようにエンジニアは言った。


「船長、この船備え付けの工具類を取ってきてくれないか? 念のためだ、俺自身の手で安全確認がしたい」


 船長あなたは、


工具を取りに、倉庫に行く→8へ

我慢してもらう→9へ

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