私、美少女らしいですよ?

庭から戻った後、ちょうどいい時間になっていたので、ドレスに着替えに自室に戻った、


アリア「お待ちして折りましたよ、お嬢様、」

クリスリア「えぇ、ドレスの着付け、お願いするわ」


選んでもらったドレスをアリアと一緒に着替える、そして、玄関まで行く、玄関を開ければ馬車が来ていた、


アラン「乗りなさい、」


馬車の扉が開いている、私はそこに向かって歩いていく、馬車に乗れば、お父様も中に入り、私の前に座る、


クリスリア「楽しみですわね!」

アラン「…あぁ、そうだな、」


お母様は来ないようだ、残念、

そう思っていると馬車は進み始めた、

道中はほとんど何事もなく、馬車が止まった、馬車の窓から見える王城は、これまで見てきたどの建物より、大きいと感じた


クリスリア「ここが…王城…」


お父様といっしょに、王城の中へと入っていく、

王城の中は広すぎて、もうよくわからない


アラン「こっちだ、クリスリア」


お父様の後ろをついていくと、大広間にたどり着く、そこには、たくさんの人がいた、どこを見渡しても貴族らしい風貌の人たちばかりだ…ってあれ?みんな私の方見てないかな?特に男性が…なんで?


貴族a「アーガスト家のお嬢様は美しいですなぁ、これは将来が楽しみであるな!」


貴族の男がお父様に話しかけてきた、私が美しいかぁ、たしかに綺麗な見た目よね、クリスリアって、

その後は、私の顔と公爵家の娘としか見てない貴族の息子たちにたくさん言い寄られながら、時間を過ごした、

はぁ、顔がいいってのも、公爵家ってのも、こういう場所ではめんどくさいだけね、とか思いながら、渡されたグラスに入ってるジュースを飲んだ、


???「あなたも、私と同じように沢山の人に囲まれていましたね」

クリスリア「…あなたは誰ですか?」

???「私は、レオナード家、第一王子、エレンレオナードです」

クリスリア「はっ!?」


へ…?眼の前の人が、この国の王子様…


エレン「どうかなさいましたか?随分と驚かれた表情をしておられますが」

クリスリア「あっ、いえ!何でもありません…」


これは…よくあるあれか?いろんな人が言い寄ってくるのに、自分に近づいてこない私に興味を持ったとかそういうやつ?うーん、興味持たれると結構困るんですが…私王族なりたくないし


クリスリア「えっと、私、もうちょっと飲み物を取ってきますね」

エレン「そうですか、いってらっしゃい」


ひとまず離れることは出来たけど、うーん、どうしようかなぁ

王子様に話しかけられたということは、少なからず私に興味を持たれてしまった、これなら他の令嬢達といっしょに言い寄っておけばよかったなぁー、

飲み物を取って、飲み干す

そろそろ食事の準備が終わると、この部屋に入ってきた使用人らしき人が言った、これから別の部屋で食事を取るらしい、私が今回楽しみにしていたイベントではあるが、どうだろう、また王子に絡まれるのかなぁ…そう思いながら食事の準備が終わるまでの時間を過ごしていた

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