私、公爵令嬢やりたくない

その後、私はお父様による作法の教育を叩き込まれた


お父様「もっと立ち振舞を良くしなさい、そんなものでは、私達アーガスト家が笑い者にされる」


お父様と同じように立っているつもりなのに、ダメ出しを出される、お父様は、さすが公爵家というか、立ち振舞から威厳が感じられる。

今私にしているように子供の頃から教育を受けてきたのだろう


お父様「お前にはパーティーなどにも出席させる、しっかりとした作法を学べ」

クリスリア「は、はい...わかりました」

お父様「...返事が小さいぞ、本当にわかったのか?」

クリスリア「はいっ!」


心の中で悲痛な叫びを上げながら、お父様の教育を受ける


その後は、朝から晩まで作法を叩き込まれた、お昼ごはんのときも


お父様「食事のマナーが悪い、もっと丁寧に」


と、食事中もうるさく教え込んできて、ゆっくり自分のペースで食べることすらできなかった、トイレ以外のどこへでもお父様はついてきて、作法がなってないとダメ出しをくらう、前世の記憶が戻る前もずっとこんな感じだったらしい...これは、子供にはちょっと厳しすぎるんじゃないかな、お父様

だって転生した私ですら、かなり辛いんだから


ようやく一息つけたのはお風呂の時間だった、夕飯のときも、昼食のときと同じようにずっとマナーを見られていたが、お昼よりはダメ出しは少なかった、お昼のときにかなり叩き込まれたからね、嫌でも覚えてしまった

大きな浴槽に浸かり、大きく息を吐きながら、今日のことを思い返す


クリスリア「はぁぁぁぁぁぁぁ...ずっとお父様に見られてて緊張するし、ダメ出しされたときの精神のすり減りがすごい...」


ぐでーん、とだらしない格好で浴槽の壁にもたれかかる


クリスリア「私、お風呂好きになりそう」


前世では、浴槽がない、シャワーしかないところに住んでいたし、温泉に行く気もさらさらまかったので、湯船に浸かる、ということは何十年もしていなかったのだ、

これだけ気持ちよくて、疲れが取れていく、前世でも温泉とかはいるべきだったなぁー、と、そう思った


お風呂から上がるとアリアがいた、


アリア「お嬢様、寝衣をお持ちしました」


今朝着ていたパジャマとは違ったものだ、今朝のパジャマは白いものだったが、今日のは黄色い

パジャマに着替えた後、自室に向かい


クリスリア「寝坊しないように、気をつけないと、色々と、覚えることが多いなあ」


「公爵令嬢になれば、楽に暮らせると思ったのに、転生先、平民とかがよかったなぁ...」と心のなかで思いながら、眠りにつく




ここからわらしコメント↓


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