私、記憶喪失になってます
クリスリア「私が、公爵令嬢...」
アリア「寝ぼけていないで、朝食が出来ていますよ、お着替えをしてください」
そう言って、部屋に入ってくる、お手伝いするとのこと、お着替え…辺りを見渡せばクローゼットがあった、私はクローゼットに近づき開けてみる
クリスリア「さすが公爵令嬢、お洒落なものばかりね、」
と、クローゼットの中を見て思いながら、気に入った洋服を取り、アリアといっしょに着替え始める、
アリア「どうでしょうか」
ほとんどアリアにしてもらったので、私は何もすることはなく
クリスリア「うん、いい感じよ、ありがとねアリア」
と、アリアにそう返す、自然に会話出来ているだろうか、心配に思いつつ、言葉を選んでいく、第二の私、クリスリアになりきるために、
クリスリア「あー、えっと…」
食堂の場所がわからない、公爵家というくらいだから、ここは屋敷か何かだろう、多分広い、そんなの案内無しでたどり着けるわけがない、
クリスリア「食堂の場所ってどこだっけ…?」
勇気を出してアリアに聞いてみる、すると彼女は
アリア「…朝食の後、旦那様や奥様に言って診療所に行きましょう、寝ぼけているわけではなく、本当に記憶喪失になったご様子ですし、食堂までご案内します、付いてきてください、」
そう言って、部屋を出る、アリアの後を追い、私も部屋を出る、やっぱり廊下ですら広くて豪華、これは絶対に迷う、
アリア「こちらです」
しばらく歩いた後大きな扉の前で立ち止まる、ここが食堂のようだ、
クリスリア「ありがとうアリア、」
アリアにお礼を伝えると、私にお辞儀を返して、私は食堂の扉を開ける、
クリスリア「お、おはようございます、お父様、お母様」
お父様「遅かったじゃないか…10分もの遅刻だぞ」
お母様「まぁまぁ、いいじゃないの」
お父様「…今日もマナーについて教えてやるから、執務室に来い」
クリスリアは、マナーの勉強をしているみたいだ、でもひとまずアリアにも提案されたことを提案しよう
クリスリア「えっと、その前に診療所に行きたくて、」
お父様「どうしたんだ、」
クリスリア「頭を打ったかはわかりませんが…ほとんどの記憶が抜け落ちているのです、」
お父様「…」
お母様「あらまぁ!大丈夫なの?」
クリスリア「体に痛みはないです、信じられないのなら、アリアに、朝の様子を聞いてみてください」
お父様「わかった、アリアに聞いてから判断しよう、あの使用人は嘘を付くような性格ではないからな」
クリスリア「はい、」
お父様「ひとまず、朝食を取ろう」
お父様、お母様と共に食事を摂る、今は記憶喪失ということにしてあるが、前世の記憶については話さないことにしよう、何て言われるかわからないからね、
朝食を取った後、部屋に戻ってお父様の下す決断を待つ、自分の部屋のベランダに出てみる、ここから見える景色は、まさに異世界の街、こんな街は前世ではお目にかかったとこはない、
クリスリア「綺麗ね…」
頬杖をついて、景色を眺めていると
アリア「お嬢様、診療所へ行きましょう、」
お父様は診療所へ行かせる決断を下したようだ、
クリスリア「そうですか、では行きましょうか」
アリアに案内され、屋敷の外に止めてある馬車に乗り込み、診療所へ行く
結局のところ、診療所へ行ってみると、やはり昨日の夜に頭を打ったことがわかった、頭を打ち、それまでの記憶を失い、前世の記憶が戻ったようだ、
そのことがわかったので、お屋敷に帰り、アリアにお父様の執務室へお父様に報告する
お父様「頭を打って記憶喪失か、貴族作法の教育を最初からし直さなければならないな…」
お父様、娘の心配よりもそっちなんだね、早く立派になってほしいのは少しわかるけど、もうちょっと心配したらどうかな?
お父様「クリスリア、今から貴族としての作法を教育する、アリアは仕事に戻れ」
作法の教育かぁ…教育がスパルタじゃないことを祈るばかり、
ここよりわらしコメント↓
一件のレビュー、ありがとうございます
返信する方法がわからなかったので、ここで返信させていただくこととします
私はこの小説を気分で書き始めました、なので全ての層にウケるとかそういうのは気にせずに、自由に書いてみようと思います、この小説を読んで、その一部の層の方が楽しんでくださることを、ひとまずの目標として、これからも書いていこうと思います、
他にも評価など待っています、ここまで見ていただきありがとうございます
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