特養の介護職員として働いていると、利用者さんの支離滅裂な言葉に振り回されずに対応するスキルが嫌でも身に着きますが、今作の主人公は、利用者の言動を気に留めて過去の記録も確認するなど、利用者を知ろうとする介護士としてのスキルが高い人だな、っていうのが印象に残りました。
ホラーとしての感想ではなくて申し訳ありません。
現実でも、利用者の支離滅裂な言動が、後になって見ると「あれってこういうことだったのか」と気づきゾワっとすることがありますね。
作者からの返信
>ホラーとしての感想ではなく
いえいえ、コメントありがとうございます。うれしいです✨
どれほど意味不明に思えても、利用者さんのなかには確固たる理由や事情があったりするんですよね。限られまくった人員と時間ではひとりひとりにはとても対応できないのが歯がゆいところですけれど。
この多分違うんだけど、リアリティがある、って怖いですよね。
昔いた病院で、状態の悪い患者さんが入る部屋があって、そこに入っていた患者さんが言うんです。
「ほら、見える、ここってよくない人が入る部屋なんでしょ? 亡くなった人がそこにいるじゃない」
って。
手術のあとのせん妄というのはよく知られていて、これもそうなんだろうと頭ではわかっているんですが、やっぱり怖かったですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます✨
現在勤めている施設には、やっぱり状態が悪い(急変の可能性が高い)利用者さんがはいる看取り部屋(そこにはいってから回復した利用者さんはほとんどいない)があるんですが、そこもなんかいるっていう人がけっこういますね。利用者さんだけでなく職員も……なので、こちらはガチかもしれませんが( ˊᵕˋ ;;;)