第27話
それから数日して、叶和はまたバイトに行き始めた。
家からはちょっと遠くて、終電の時間には帰れないから、お店で時間を潰して始発で帰って来るようになった。
だから、2人の共通のお休みの日以外、顔を合わせるのは朝だけ。
でも、時々朝早く目が覚めた時、家の中に叶和の気配を感じると嬉しくなった。
わたしの心の中の隙間を叶和が埋めていく。
叶和は、どう思っているんだろう?
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