第24話
月曜日ということもあってやることが多く、仕事が終わるのが遅くなってしまったのであせった。
お昼休憩に、昨日注文した布団がもう届くというプッシュ通知が届いていたから。
今から帰ったら8時くらいになる。荷物の受取は時間指定で7時から9時の間にしていたので、間に合うか間に合わないか微妙。
叶和の電話番号を聞いておけばよかったと後悔した。
叶和はもう家にいるのかな。ひとりで何をしているんだろう?
もしかしたら荷物は叶和が受け取ってくれるかもしれない。
そんなことを考えながらマンションの最寄り駅の改札を出ると、ビニールの袋を持った叶和がそこに立っていた。
「お帰り」
「ただいま。ここにいるのは偶然?」
「偶然」
「何か買ったの?」
「これ? 沙也加が貸してくれたマフラーとストール。クリーニング出して店のロッカーに置いてから持って帰った」
「わざわざクリーニングに出してくれてたの? ありがとう。夜は食べた?」
「まだ」
「夜はパスタにしようかと思ってたんだけど、嫌いじゃない?」
「ミートパスタか、たらこパスタなら作れる」
「頼もしいね。他には何が作れるの?」
夜ご飯の話をしながら一緒にマンションへ帰った。
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