第3話 プロットの作り方
さて、書きましょう——というそこのあなた、待った!
勇者「トム」の息子の甥っ子の弟(養子)の叔父のである「アレス」が、魔法「シチュエーション・パーティ」を繰り出して「イエスファスト」の効果が魔王に襲いかかる……みたいな文を書くつもりですか?
結構読んでて辛い気がしますよ、これ……
理由は二つあります。
・読者にアレスだとかシチュエーション・パーティ云々だとかがわからない
これが解決できていても、
・長編短編問わず、世界観のなかで用語を使いすぎるとごく一部の常連さんしかついていけなくなる
という問題が立ちはだかります。
ちょっとプロットを練り直しましょう……。
これの解決法として「プロットで粗筋をさらに粗くする」という方法があります。
「勇者トムが、魔王アロンを倒す。」
「誰かが、魔王アロンを倒す。」
専門用語を書きづらいので、
「誰かが、悪い誰かを倒す。」
こうしてみましょう。さて、一般化したので別に異世界である必要がなくなりました。
「警察官が、犯人を捕まえる。」(ミステリ)
「幽霊が、幽霊の存在を真っ向から否定する主人公と邂逅する。」(ホラー)
創作の幅が広がってきました。
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