今日は大晦日。
多くの親戚が集まり、今年の総決算かのように話は盛り上がる。私にとっては好きな人に会える数少ない機会。太陽のように輝いた笑顔の従兄弟。私は意を決して従兄弟へ恋人がいるのかどうかを尋ねるのだが……
従兄弟、従姉妹。
この近くて遠い関係。
天体に例えられた従兄弟への恋愛感情が素敵でした。
一緒の料理に食べた料理の温度。
貴方の笑顔に照らされた私の温度。
外から受け内からじんわりと広がるような熱さ。
自分の身が焦げるほどに手を伸ばした太陽とそのまわりを大きく回る衛星。
衛星にとってはたった一つの天体。
だけど、貴方にとって私は、無数の内の一つでしかないのでしょう。
年末年始の温度感と憧れの従兄弟へのあつさ。是非、感じてみてください。
素晴らしい作品をありがとうございました。