第2話クレームとその対応
2つ目。
これは周りから私が言われた理不尽なクレームです。
私は高校を卒業した後、一人暮らしをしていました。ありきたりですね。
実家からは少し遠い場所だったので帰る頻度もそこそこ。
そんな折り帰省した実家で弟に文句言われたのです。
弟「ねーちゃん帰ってくると誰もいないのに2階で走り回る音が聞こえるし笑い声すごいしうるさいんだけど!!変なの連れてくんなよ!!」
と。
しかし当時の私、相当ブチギレ安い性格だったものでして。
どのくらいブチギレ安いか。
木刀持って毎度同じ時間(深夜1:25頃)にベランダを徘徊する足音に「うるっせぇぇんだよ毎晩毎度ギシギシギシギシ!!くたばってんのにうろついてんじゃねぇ!!ぶっ殺すぞ!?」とベランダを開けて咆哮。
死んでる幽霊にぶっ殺す発言するほどの短気ウーマンでした。塩も持たずに。
まぁそこから暫く静かだったんですけどね。はい。
そんな私に弟が半ギレで文句言ってくるものですからそりゃ私も怒るものでして。
「はぁ!?勝手について来てんだから知んないっつーの!!てか文句言うならついてきてる奴らに我が家への入場料でもせびってこい!!」
弟「どうやって!!」
「塩あんだろ塩!!と酒!!それ持って家に入るなら宝くじでも当てねぇと潰すぞってブチ切れてみろ!!静かになるから!!」
弟「…。」
母「おぉ、それいいな。1等と言わないから高額当選で頼むか。」
私のキレ返しにウキウキするのは母だけでした。
これが弟から言われたクレーム。
もう1つが高校の時、友人から言われたクレームです。
その時は移動教室でした。
私本当に友達少なくて(当然な程グレてた)唯一とも呼ぶべき友と移動してた時です。
「あ。ねぇ〇〇(友達の名前)、あの子どしたんかな。」
友「は?どの子。」
「あの男の子。保育園くらいの子。楽しそうに隠れながらついてきてる。保護者とはぐれたんじゃない?職員室寄ってくか。」
友「…落ち着け。それは違うから。」
「お?」
友「うちには何も見えてないよ。君さ、唐突に見るのやめてくんない。困惑するわ。」
「マジでか。クッキリハッキリみえた。」
とこんな会話をする事がちょくちょく。
それでも友達続けてくれてる事に感謝なのですが。
そんな友とも高校生活を3年、共に過ごしまして変化が出てきました。
友「あのさぁ。変な話なんだけどさぁ。」
「どした。喧嘩売られたか。」
友「いや。君と友達になってそろそろ3年経つじゃん?」
「月日が流れるのは早いもので。」
友「うちまで視るようになったんだが。どうしてくれんだ。」
眉間に皺を寄せて”くっ。”と言いたげな顔の友。
気の合う友達だと思ってるので私と波長が合ってしまうんでしょう。
ドンマイとしか。
「あらやだ仲良し♡対処法教えてあげようか?」
友「なに」
「ブチギレるといいよ。粗塩を対象に怒りを込めてぶつけてみ。引いてくから。」
友「幽霊相手にそこまでブチギレられるのは君くらいだよ。」
「くたばれカス!!って念じて投げてみ。消えるから。」
友「もうくたばってんのよ。どうしてくれるんだ…」
なんて。
どうしようもないじゃないですかね!
その時はドンマイ!と言って流したのですが、彼女はその後数年視え続けたようです。
これが懐かしいクレーム達。
まだ少しありますがキリないので印象に深いこの2つだけ残します。
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