第8話

そんで紹介された男は、星みたいな軽そうなのが二人と、どちらかといえば硬派じゃない?ってのが一人。


硬派そうな男だけまだ一言も喋っていない。



腹立つことに、星を含めた四人とも顔面偏差値が高い。




ちなみに余談だけど、星は学年で一番モテてる。それも、圧倒的に。



入学してからすでに何度も告白されてるし、この3ヶ月で同じ学年から先輩にまで、星から手を出していることも知っている。



…やっぱり、こういうところも気に食わない理由のひとつ。







「ギャルズに会ってみたかったんだよなー満足したわ」


「え、なにそれ。もう終わり?」




星みたいな軽そうな男の一人、金髪の男がそう言ったのに思わず聞き返したけど、もちろん名残惜しいわけじゃない。



せっかくの放課後、馬鹿に連れてこられたってのに見せ物にされただけで終わったら、後で一発パンチしないといけない。

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