第7話
「そんな怖い顔しないでさあ、顔出すだけでいーんだって」
その後すぐ、「そこうるさいよー」って家庭科の先生に怒られ私は星の言葉に返事することができず、結局流れでそのままになってしまった。
「俺の地元の友達で〜す」
星のなにが気に入らないって、軽いところもだけど、無駄に伸ばして話すところが妙に腹立つ。
結局、半ば強引に星の地元の友達とやらと面会させられ、今。
ゆる〜い適当な紹介をしといてもう、道にいる野良猫に意識飛んでるし。なんなの、アイツ。
「どもー」
「おー、てめーらが星のギャルズか」
「まって、星のギャルズではない」
「右に同じく」
「ギャハハ、星、嫌われてんのか?」
「んー?かわい〜でしょ、二人ともツンデレなんだよ」
「は?デレたことないし」
「右に同じく」
右に同じく、しか言わない蜜は多分、好みの相手がいなかったんだろうな。まあ、同い年だし。
その時点で蜜の好みではないか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます