第7話

「そんな怖い顔しないでさあ、顔出すだけでいーんだって」




その後すぐ、「そこうるさいよー」って家庭科の先生に怒られ私は星の言葉に返事することができず、結局流れでそのままになってしまった。















「俺の地元の友達で〜す」




星のなにが気に入らないって、軽いところもだけど、無駄に伸ばして話すところが妙に腹立つ。




結局、半ば強引に星の地元の友達とやらと面会させられ、今。



ゆる〜い適当な紹介をしといてもう、道にいる野良猫に意識飛んでるし。なんなの、アイツ。





「どもー」

「おー、てめーらが星のギャルズか」


「まって、星のギャルズではない」

「右に同じく」


「ギャハハ、星、嫌われてんのか?」

「んー?かわい〜でしょ、二人ともツンデレなんだよ」


「は?デレたことないし」

「右に同じく」





右に同じく、しか言わない蜜は多分、好みの相手がいなかったんだろうな。まあ、同い年だし。


その時点で蜜の好みではないか。

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