第3話

「お前ら1年のくせに目立つなー、先輩から目ぇつけられんぞ」




「ほら、スカート伸ばせ」って言われるのを無視してぶーぶー言ってたら、「スマフォ取り上げコース?」なんてニヤニヤ笑って脅してくるから、すぐおろした。


だって、女子高生にスマフォは必需だし。





言われた通りその場では従って、先生が去ってったところでまた折る。


ちなみにパンツを見せたいわけじゃない。膝丈の微妙な位置が嫌なだけ。


それに水森が大袈裟なだけでそこまで短くもない。







「水森さあ、イケメンだけど女泣かすタイプだよね、アレは」


「わかる。顔は好みじゃないけど。まあイケメンだよね」


「うっそ〜、まあじゃないよ、アタシ超好きなタイプだわ」




蜜はいかにもな、ハマったら抜け出せなさそうな悪〜い男が好きだし、それに引っかかってるのをよく聞く。


それも社会人年上の、お金も車も持ってる人。




水森も多分、そういう類の男。

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