31〜35 クラスメイトに死ねコールをされたので飛び降りた
そして、机には鞄や机の落書きのような物は無かったけど、
代わりに手紙が沢山入って居た。
「ゆ、優」
春はどうやら知らないようだ。
まぁ今一緒に来たしな。
とりあえず読んでみると
チキン野郎
・・・いや逆だろ。
死ぬなら俺達を巻き込むなよ。
・・・自分達で言ってきたんじゃないか、
放課後に屋上で待ってます。
これは無視でいいや。どうせないかの嫌がらせだろうし、
もう飛び降りたくらいのことしてから、俺も前と違ってこれくらいはどうでもよく感じた。
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32
夏視点
優を見た時、クラスメイトを振り切って謝ろうと思って居たけど、
そんなことはできなかった。
でも、本当に無事で良かった。
優を見て、私は素直に安心した。
きっと優が死んで居たら、今頃ここに私は居なかっただろう。
さっきは謝ることが出来なかったけど、こっそり入れた手紙を読んで欲しいな。そしたら、
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33
昼休み
「ゆ、ゆう、ご飯一緒に食べようよ」
春が俺に話しかけて来る。
俺は返答に困る。
別に、一緒に食べて程関係が戻った感じはしてないし、それにぎこちないまま食べても美味しくは
「足が滑った」
そして、ドンと音が鳴り、机が倒れて
弁当が崩れた。
「ヒロ、これは」
「わるい、悪い、それより春、俺達と一緒に食べようぜ、そんな嫌われ者よりさぁ」
「私は、」
もう食べるご飯もない。
これは俺が節約して作った弁当なのに、はぁ、フードロスの嫌がらせは前からされてたけど、ほんとだるい。
俺は仕方ないから学食に行くと、
「私も行く」
春が付いて来ている。らしい。クラスメイトからッチと、舌打ちが聞こえる。
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34 35
春とご飯が終わり、そして、放課後俺は職員室に行った。
「次今回のような問題を起こしたら、お前退学にするからな」
「・・・」
激おこだった。
「いいか、学校側が頑張って揉み消したから良かったが、2度とこのような問題は起こすなよ」
実際問題を揉み消したんじゃなくて、俺が問題にしてないんだけど、
仮に問題にしても、俺に居場所はないし、
「いいか!!二度とするなよ!!」
ーーー
「優、なんて、」
「二度と問題起こすなって」
「・・・そんな、これは大問題なのに」
いや、春さん、あなたも加担して居た一人ですよ。
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