9:両片想いのクーデレ令嬢とヨリを戻したいだけなのに 感想
甘ぁぁぁぁーーーーーい!
甘いよぉ、甘すぎるよぉ、ドリームジャーニー(ウマ娘)のシナリオの一部イベントくらい甘いよぉー!(一文で収められそうになかったので長く語ることは放棄しました)
だってそうでしょう、確率で発生する温泉旅行イベント(ウマ娘の育成シナリオ内では数年間が経ちますが、我々プレイヤーの見られる数年間の締め括りとして「かけがえのない絆」を感じさせてくれるイベントが温泉旅行。必ず見られるわけでもなく運次第ですが、見られると推し以外でも推しになり、推しの温泉旅行なんて見た日には発狂待ったなしなイベントです)でいきなりトレーナーを暗がりに連れ出したかと思えば、「真っ暗で何も見えない」と戸惑うトレーナーをすっかりトレードマークと化した香水で自分のもとまで誘導して、いよいよ近付いたその手を掴んで「──つかまえた」なんて言われてみてくださいよ! その後トレーナーとの
「…………よくわかりましたね」
「……貴方との大切な契約の香りだから」
「おやおや──、……貴方という人は。」
という、どんな気持ちで読めばいいかわからないイベントを、どんな気持ちで読めばいいんですか! というかこのゲームのトレーナー、リリース初期の方こそプレイヤーの分身みたいな雰囲気だったのがだんだん育てるキャラクターごとに個別の人格を与えられきて、ドリームジャーニーのシナリオに登場するトレーナーの様子はなんというか、それまで蝶よ花よと愛でられてきた温室育ちお嬢が裏社会に精通した人物に惹かれていき、少しずつ染められていくみたいな雰囲気を感じてしまうんですよ(筆者の主観です)。
生半可な知識で知らない世界に踏み出そうとすると怖い目に遭うということを痛感したトレーナーが助けられたりしたときのやり取りとかそういうの……もう……、これって筆者の目がそういうセンサー過敏なわけじゃないですよね? なんか、そういうイベントだとか先述の温泉旅行イベントを見ていると、藤田麻衣子さんの「漆黒」が頭の中で流れてくるんですよね。
迷いながら、戸惑いながら、貴方に惹かれて止まらないんですよね……!!!
と、ここまで長く話してしまいましたが、皆様もお察しのことと思います。この『両片想いのクーデレ令嬢とヨリを戻したいだけなのに』は、お互いもうちょっと対話しようよ!?と言いたくなる、じれったい両片想いのお話なんですよね。お互いが『相手、姫様から言われて自分と婚約しただけだもんなぁ』という思いに駈られて、魔王討伐が別れの機会になってしまいかねないという鬱々とした気持ちになってしまうという……じれったい……!
そして、やはり大臣。
国王に比べて大臣が厳しいのはどの世界にも共通なのかも知れませんね。というか王様の業務引き継ぎがうまくいってないのが……なんともなぁ。もちろん頑なに信じてくれなかった大臣にも物申したいけど(恋人たちの10年は、そこんじょそこらの100年にも掃討しますからね)、もうちょっと不測の事態に備えて云々かんぬん……と、ついつい思ってしまわなくもないのですが!
ふたりを応援しているお姫様が権力を握ることができたのが救いかも知れませんね。
想いって、伝えられるときに伝えないと
P.S.
クーデレというと筆者の中では『School Days』の清浦刹那ちゃんとか『ゼロの使い魔』のタバサちゃんとかその辺りが浮かんでくるのですが、皆様のクーデレヒロインといえば……どなたなのでしょう? というかあのふたりはクーデレなのか、クーデレな気もするけど、どうなんでしょうねぇ。
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