6:初志かんてつっ!~お姫様(みたいな美少女)にプロポーズされたわたしの顛末~ 感想

 昔から、凶事を避けるべく性別を偽って育てられるヒロインというのはありますよね……男の娘だったかぁっ!!(『乙女はボクに恋してる』というアニメを履修したくなりました。原作ゲームでは「処女おとめ」表記ですが、筆者の述べているのはアニメだからよいのです)。

 ということで、「ちりちゃん」にすっかり性癖を壊されていた遥ちゃんの、初恋との再会と驚異的なスピード婚の物語でした! いやぁ、ちりちゃんが結婚の申し出をしたときは『日本ってお堅いのね。こっちじゃ普通よ』的なやつかと思っていたら!! そっちかぁ!とね、膝を打ちましたね。


 と、いろいろ語りましたが、個人的にはお義姉さんとの出会いがわりと大きなイベントでしたよね、遥ちゃんね。わかりますよ、「可愛い」は人生をひと味もふた味も楽しいものにしてくれますよね。もちろん筆者には「可愛い」の要素はありませんが、「可哀想は可愛い」という言葉を知り、それに共鳴する自分を認めてからはずいぶん人生が色付いたように感じたものでした。


 たぶん、家督を巡るゴタゴタ、そして物珍しさから来る腫れ物に触れるような扱いに疲弊した心に、遥ちゃんの存在が染みたんでしょうね……少し前に爆発的に流行って漫画にもなった、「みんなが避けるなかでひとりだけ傍に寄ってくれる主人公ないしヒロイン」のお話でもありました。こういう文言を書いている最中、筆者は「Os-宇宙人」の歌詞を思い出したり思い出したりしているのですが、いやぁ当時は本当にいろいろアニメを観ることができていましたねぇ……。

 むむ、なんだか筆者のなかで「ちりちゃん」の容姿が電波女こと藤和エリオちゃんみたいなイメージになってきてしまっています。お姫様っぽいとのことなので少し違うとは思うんですけれどもね。本当によくカラオケで歌ったものでしたよ、「Os-宇宙人」。皆様もそうだったのでは?(いきなり巻き込む)


 ということで、十数年経って、しかもふたりともだいぶ服の趣味とか容姿とかも変わっているはずなのにお互いに気付けるの、なんだか運命Fate感じちゃいますよねというコメントを添えて、『初志かんてつっ!~お姫様(みたいな美少女)にプロポーズされたわたしの顛末~』の感想とさせていただきます。

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