3:竜殺しのふたり 感想

 竜といえば、感想の前に。

 某国民的RPGのリメイク作品が、いよいよ今週発売だそうです。筆者もワクワクして待っているのですが、どうやら対応ハードの後継機も近々出るという話じゃないですか。こうなるとちょっとだけ話が変わってきて、そもそもハードを持っていない筆者としては、ソフトだけ先に買ってハードは後にしようかしらとか、それとも別ハード(Steamとか)を買ってしまおうかしらとか、いろいろ悩んでいるわけです。

 そもそもSwitchを買ったらやりたいゲーム多いんですよねなどと言っておきながら今まで買っていなかったのもあれなのですが、そうか……後継機とかあるんだ……という気持ちになりましたね。ソフトの互換はできるそうなので、後継機を待ってからドラクエなりセンチメンタルデスループなりをプレイしていきたいなと思う今日この頃であったりします。


 そして、今こそ歌うべきでしょう!


 きらめく な~み~だは星に~~~!!!

 風に乗り そ~らを飾るぅ~~~!!!


 待ってました、元サヤという単語を見たときから、我々人類は待ち続けていたのかも知れません──聖剣の鞘を、そう、全ては遠き理想郷アヴァロンの登場を。

 まさに「──貴方が、私の鞘だったのですね──」な本作ですが、いやいやよきものを読ませていただきました。いえ、もちろん型月好きとしても滾るのですが、純粋にお話もね、尊いと言わずにおれないお話であるわけですよ。


 お互いを思いやるあまりすれ違うふたりが、その手を再び取り合うまでの軌跡……それは約束された奇跡。つまり、エクス……カリバァーー!!!なんですよね(ここ、つい溜めたくなりますよね)

 やはり対話、対話は全てを解決するわけなのですが、その対話すらもお互いを傷つけてしまうのではないかと躊躇った末の別離……おいしいですね。もちろん、「元サヤ企画」ということでハッピーエンドが待ち構えているとわかっているからこそのおいしさでもあるわけなのですが、いいですよね。個人的には商人のリーチェさんがMVPだったように思えたりしています。

 きっとリーチェさん、逃げたと見せかけてその辺りの木陰からふたりの新たな旅立ちをニヨニヨ見守っているのではないかと……!!


 ということで、Fateシリーズというと「きらめく涙は星に」のイメージかも知れないけれどunlimited codes(PS2で発売された格ゲー?)の主題歌「code」も名曲なんですよねという情報を流しつつ、『竜殺しのふたり』の感想とさせていただきます。

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