第4話「徹の病態の急変」
徹が奏音と違う病院に運ばれたのには前に述べた理由ともう1つの理由がある。それは徹には難病があるということだ、それを奏音には言っていなかった。結婚届を出してから言うつもりだったのだが、
事故のせいで悪化してしまった。
徹はいつ死ぬか分からない状態だ、それでも千歌に
「僕が死ぬ事かのちゃんには言わないでお義母さんとお義父さんにもかのちゃんにバレないようにって手を回して欲しい出来れば看護師さんも」
といった、千歌は「はぁー」と息を吐きはするものの縦に頷いた。
徹は奏音が一部記憶を思い出したことを聞いて安心したのか、千歌からその報告を受けた数日後に徹はこの世を去った。
私はもう生きる意味がない 甘川 明 @Kam22
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