第7話超美少女
「初めましてS高から転校して来た西条操です。」
クラス中から歓声が上がった。
何故って?操が超美少女だからである。
操は、健の席に真っ直ぐに行って
「甲子園に操を連れて行って!」
と言った。
健は、ハエを払うかごとく手首で操の存在を消した。
操は、ショックのあまり倒れ込んで保健室に運ばれた。
「S高出身者は、倒れるのがお好き?」
とサトルに健は嫌味のように聞いた。
サトルは、失神してから健と話してない。
真希もその一人。
舞だけ、健と仲良くしている。
舞は、幸せの絶頂にいた。
真希もサトルも健と疎遠になって操までも相手にしなかった健が舞だけは相手にしてくれてる。
一生、健についていくと舞は、決めた。
舞は、毎日、健の自主練に付き合っている。
キャッチボール。球拾い。バッティングセンター。
健の背中に飛びつきたいのを押さえて野球の勉強を始めた。
健は、いつも真剣でちょっと神経質だった。
「ねぇ~ずっと一緒に二人でこうしてたいね?」
と舞が言うと健はいつも無視する。
舞は、寂しいけれど嬉しい気持ちが勝っているから今はこれで良いと思っているが何と言っても天才少女、未来まで予想通りである。
結局、健は真希を選んで真希を甲子園に連れて行く。
わたしは、精神的に追いつめられるのが落ち。
何回も健との練習を辞めようと思っても鼓動が抑えられない。
わたしってバカだ!バカ野郎だ!
真希は、どんどん忙しくなって行く。
サトルは、野球部に入部した。
健と舞だけが時間が止まったまま。
これじゃない!と思いサトルに舞は健をお願いした。
泣きながらお願いした。
数日後、健は野球部に入部した。
舞は、泣きながらいってらしゃいと呟いた。
健は、舞の手を引いて
「マネージャーよろしくな。」
とだけ言った。
健は、舞すら予想出来ない孤高の天才だった。
舞は、野球部のマネージャーになった。
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