『怪獣 ジセーのクー』 下の下の5
だんだだん・だんだだん・だんだだん・だんだだん(BGM)
専務さんは、キューさんからの電話を受けた。
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん。
『なにやってるの! 社長を出しなさい!』
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
『社長、ちょっと手が離せないね。怪獣が出たね。目下
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
戦闘態勢ね。専務さん、超長波で、ジラを攻撃したときの
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
データを送信してくらさい。出力全開。』
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
『あんたたち、会社、潰す気?』
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
『会社潰す前に、怪獣に食われるね。まじ。』
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
『うーん。キューさんに、マジで言われるとまじいな。』
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
専務さんは、しかたなく、そのようにする準備を始めたの
だんだだんだんだだんだんだだんだんだだんだんだだん
である。
🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖🦖
一方、海上警察隊と、警察省特殊部隊、宇宙・海上防衛隊合同部隊が、大々的に太平洋に展開したのである。
クーは、異次元空間の空間移動型アパートの空間テレビ中継で、みかんと保存食をこたつで食べながら、その様子を眺めていた。
『また、なにか、大袈裟なことになったな。無駄なことを。国民の資産の無駄遣いだよな。』
一方、各大国は、クーの情報を必死になって集めていた。
しかし、それらしき情報は、過去にはなかったのである。
それで、ついに、原子力潜水艦や超音速偵察機をも飛ばした。核弾頭の発射態勢も取ったのである。
それだけではない。
密かに宇宙から様子を眺めていた『銀河連盟』の深探査宇宙艦も、活発に動き始めていたのである。
すなわち、暴力的で極めて危険な地球人類が、クーのような存在と手を結ぶことを、非常に警戒していたのである。
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