第4話
(理田の出血がひどいこのまま病院へ行くのも一つの手だがあいつらが追ってきている可能性がある中病院へ行くのは悪手だ、、、どうすれば、、、)
赤谷「このまま屋敷に向かって」
ボロボロの赤谷は苦しそうにそれでも力強く言葉を紡いでいた
山咲「なんでだ?まずはお前を治療しないと」
赤谷「赤谷家の屋敷には必ず治療用の設備と医者がいるわそこにいけば安全に治療ができるはず」
山咲「わかった」
山咲はアクセルを強く踏み屋敷へと急いだ
…
赤谷「ねぇあなたの過去教えてよ」
山咲「どうしてだ?過去なんて調べたんだったら知ってるだろ?」
赤谷「だってあの経歴嘘でしょ?」
(理田は笑いながらそれでも真剣に言っているように見えた)
山咲「…」
赤谷「ほんとの事聞かせてよ」
山咲「いつから気づいてた?」
赤谷「う~んなんとなく」
山咲「そうかよ」
…
山咲「俺は昔とある少女に助けられてたことがある、そいつは腹を空かせて倒れてた俺を拾って家に招待してくれた、その時食った飯が人生で1番美味かった、、、それが大体5年前の話だそこから俺の夢はその少女のボディーガードになる事になった、それからその少女から貰ったお金を使ってフランスに飛んで軍に入った、元々身体能力に自信はあったからすぐそれなりの地位になれたよ、まあそこでボディーガードの知識なんて一つも学べなかったけどなwそこで経歴も偽造してもらったんだよ」
そこで少しの間静寂が辺りを包んだ
赤谷「ねえ」
静寂を断ち切るように赤谷が口を開いた
赤谷「その少女の名前って何?」
山咲「赤谷理田当時は12歳のガキだった」
赤谷「うるさいわね!」
(そんな事を言っているが目には少し涙が浮かんでいた)
山咲「あの時はありがとうな」
赤谷「そういう事はもっと早く言いなs、、、」
そこまで言って赤谷は喋らなくなってしまった
山咲「理田?理田!?起きろ!」
しかし赤谷から返事が返ってくる事はなかった
続く
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