第38話 学校で噂になります
気づけば7:30を過ぎていて、急いでマンションに帰還。
お義母さんや、お義姉ちゃんにちょっと嫌味を言われながら制服に着替えて(いっけない、遅刻遅刻~★)とか思いながら、食パンを咥えマンションを出て走った。
アニメみたいな出会いなんてないだろ~とか思ってたら、本当に男の子と衝突。
え、マジにぶつかるの? とか思ったけど、なにせI'amコミュ障。
出てくる言葉は「あ、すみません」「ご、ごめんなさい」「はい、以後気をつけます」とか。
恋などあろうはずもなく。
ひとしきり謝まった後、モノレールに乗った。
結局いつも通りの時間に、湘南モノレールに揺られていると。
「あれ?」
アリスがいた。
アリスも私を見つけて、話しかけてきた。
「涼姫、おはよう御座います!」
「おはようアリス。モノレール怖くないの?」
「涼姫と一緒なら、大丈夫になってきました」
「そうなんだ・・・?」
これ、もうすぐ高所恐怖症を克服するんじゃないだろうか?
「それより、これを見て下さい!」
アリスが私を隣に手招きするので、おずおずと隣りに座ると、彼女がスマホ画面を指さして見せてくる。
(なんだろう?)と、思いながら覗くと――
「登録者数80万人!?」
「はい!」
スマホから視線を上げると、アリスの喜色満面の笑顔があった。
「音子さんを助けたからだと思います。音子さんは、登録者数200万人超えの大手配信者ですから」
「あっちから来てくれたのかあ」
「音子さん自身、スウ推しですし、わたし達も女性ですから向こうの視聴者も気兼ねなく来てくれるんでしょうね」
「嬉しいなあ・・・音子さんとコラボできるかな? 旅行行くのも楽しみだなあ」
「ですねえ。あ――あとですね。わたし一式 アリスとして、スウさんの配信に出ていいって事務所から許可降りたんですよ、登録者数80万人なら是非って」
「ほんと!?」
「はいっ」
私とアリスは、手を合わせて喜ぶ。
しかし、そこで私の肩に鋭い痛みが。
「痛ゔぉう」
痛みの原因は、もちろんゴブリンに撃たれた傷。
私が、座席の上で肩を押さえて身体を丸めるとアリスが心配そうに謝る。
「ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか!?」
「いや、今のは私が馬鹿すぎ――さっきもやらかしたのに、また忘れてた。でももう塞がり掛けてるから」
『次は終点、湘南江の島』
終点に着いて、江ノ電に向かう。
すると、なんだか様子が可怪しくなった。
モノレールでも、私たちをチラチラ見ている人が居たんだけど。
江ノ電に乗ると同じ学校の学生が増えて、騒ぐ人が出てきた。
「観て、あれスウさんじゃない?」
「―――マジで? あ、ホントだ!!」
「嘘、スウってウチの生徒だったの!?」
「おい、見ろスウだ」
「スウいるじゃん!」
なんか、あちこちから視線が伸びてくる。
私のプレイヤー名が囁かれている。
もしかして、配信の事バレてるの・・・?
問題は私が極度のコミュ障な事、他人の視線にあまりにも弱いことだ。
や、やばい変な汗出てきた。
しかも恐ろしいことに、他の学校の人までこっちを見ている。男子までいる。
あかん、動悸がおかしい気がする。つり革握ってるんだけど、座り込みたくなってきた。
「隣の湘南高校の人にまで知られてますね――て、涼姫、顔真っ白ですよ!?」
「私、美肌だから」
心配掛けないように言ったんだけど、アリスが私を周囲の視線からかばう位置に移動する。
しかしアリスは忘れているかもしれないけど、アリス自身もテレビにも出てる有名モデル。
「まてまて、一式 アリスじゃねえの? あれって」
「スウと一式 アリスが一緒に登校してる? つか――じゃあ、一式 アリスって――赤い閃光のアリスなんじゃね!?」
「いや、顔ちげーし」
「フェイレジェには顔を変えるアイテムがあるんだよ、あの見事なモデル体型ってそうはいなくない!?」
「うわ――まじかよ、ちょっと写真撮ってSNSで呟―――」「はいはい、一式 アリスです」
アリスが、変装用のメガネとマスクを取る。
「サインと握手ならしますよ~。でも盗撮したり勝手にSNSで呟いたりしたら、顧問弁護士が怒っちゃいますよー」
顧問弁護士と訊いて、写真を撮ろうとした男子学生の動きが止まった。さすがに
写真男子の隣の男子が、写真男子を小突く。
「あほ、早くしまえ」
「お、おう――あ、でも握手とサインはいい?」
「もちろんです」
アリスは笑顔で対応。混んだ車内で男子生徒のハンカチに、器用にサインをして握手した。
写真男子が、私にも尋ねてくる。
「スウもいい?」
「わ゛、わ゛だぢ、ザインとが、ないでの゛う゛ぇ」
「じゃあ握手だけでも」
写真男子が手を差し出してくる。彼の友達らしい男子が「明らかに調子悪そうな人に、お前よく強引に握手求められるな」とか呆れていた。
でも呆れている彼も「アリスさん、握手お願いします」と、アリスには握手を求めていた。
私は、どうにも絶対に写真男子と握手はしないといけないみたいなので、
でも「〝すずさ菌〟」と釘をさしておく。
「スズサキン? なにそれ」と、写真男子は笑った。
「孤゛独゛に゛な゛と゛ぅ病・・・・」
「え、すずさ菌? じゃあすずさって名前なの? 可愛い名前じゃん」
「ち゛か゛ぅ゛」
私は犬がえづいた時のようなうめき声を出しながら、指先だけで握手を敢行。
アリスは高所恐怖症を克服しようとしてるのに、私と来たら。
その後、なんとか学校までたどり着きました。
「ねえアリス、私はなんでコミュ障なのに有名になろうとしたのかな・・・」
「今更そこに疑問を持つんですか!?」
「そうか、私―――多分ネットでは普通にしてられるから、あっちなら自分の事を見てくれる人が得られるかなって思ったんだ。でもあっちで有名になると、こっちでも有名になるとは考えてなかったんだ」
「顔出しさせたのは、わたしなので――すみません」
いかん、アリスが責任を感じている。
「大丈夫、もう大丈夫」
私がションボリするアリスに慌てて、大丈夫な事をアピールしようとダブルバイセップスを披露していると後ろから声がした。
「あ、見ろ。――アイツ、有名配信者らしいぞ」
「まじで? なんて名前の配信者?」
「狂陰のスウ」
「あー、音子助けたってSNSのトレンドに入ってたやつ?」
狂陰と呼ばれて、私はダブルバイセップスのまま凍りついた。
まじで、学校で狂陰って呼ぶの止めて?
「あ、スウさん握手してください!」
「狂陰のスウ、サインくれよ!」
鈴咲って名前は知られてないのに、スウだけ有名になってる!?
「お前ら、八街さんには怖がって近寄らねぇ癖に。あ――狂陰さん、俺もサインいいかな?」
「だって、八街さんは綺麗すぎてさ・・・・剣道もやってるし一軍オーラすごいし―――怖いじゃん。狂陰のスウさん、サインいい?」
「スウ、俺もプレイヤーで配信してるんだけど、コラボしてくんねー?」
人が土石流のように、押しかけてくる。
やばい、人波で溺れそう。
ところで君たち。アリスは綺麗すぎて近寄れないけど、私にはサインを求めるってどういう意味だよ。
握手まで求めてくるのは基本女子だった。男子は「流石に、同じ学校の女の子の手を握るのは恥ずかしいな」というブレーキが掛かってるんだと思う。
と思ったら、一人の男子と握手したら、他の男子が「俺も」「俺も」ってやってくる。
ひーん、人生の荒波に揉まれる~!
でも、ちゃんと握手して回る。アリスが責任を感じたら嫌だから。
「サインはごめん、今度考えときます」
「じゃあ、スウって書いてくれるだけでいいわ」
「デザイン前のサインとか、プレミア付きそう」
「鑑定できねーと思うぞ、それワロ」
あと、直ぐ側でアリスがコラボ依頼してきた男子をいなしている。
男子はなんか、顔が全体的に真ん中に寄ってる印象がある人だった。
「というわけで
「なんだよ、ちょっと位いいだろ~?」
「せめて登録者数が近ければいいですが」
「登録者が遠いから頼んでんだよ」
あかん、この男子喧嘩腰だ・・・アリスが殴られたりしたら困る。
「あ、あの、考えときますから―――」
私が言うと、男子生徒がこちらに向き直る。
「いいじゃねーか、なんでそんなに渋るんだよ」
「私、貴方のことを知らないので・・・」
「ケチくせぇなあ!!」
言って男子が、私の肩口を掴んだ。
激痛が走ってしまった。
「い―――っ!!」
私は、呻いてしゃがみ込む。今日は、肩はやめてって・・・・。
血が滲んできた。傷口が開いてしまったみたいだ(おろろん、痛いってぇ。マジで泣きそう)。
すると、周りの生徒が騒ぎ出した。
「猿織――お前、なにやってんだ!!」
「昨日の配信みてなかったの!? スウさん、そこ大怪我してるのに!!」
「え、いや――俺、登録者数が多いことしか知らなくて――」
「配信を見てないくせに、コラボとか言ってんじゃねーよ!!」
突き飛ばされる男子。
あかん、喧嘩はアカン。
「私は暴力ふるわれた訳じゃないから!
心配そうに私を支えたアリスが、転んだ男子を見下ろした。
アリスは高身長で姿勢がいいから、物凄い迫力。そのまま宣告した。
「貴方とのコラボは、絶対にしません」
「・・・・う・・・」
アリスは踵を返して、私を立ち上がらせる。
「保健室に行きましょう」
「大丈夫。手に入れた便利袋に、アッチの薬を入れているんで、それを塗れば」
「じゃあ、保健室で包帯も巻きましょう。付き添いますんで」
「アリスまで一限目遅れちゃうよ」
アリスが私に優しく微笑んで言う。
「気にしないでください。どうしても気になるなら、涼姫が勉強を教えてくれれば良いんですよ」
「そ、そっか。勉強会かあ」
「おべんきょデートですよ」
「世の学生が、ドン引きしそうな単語」
「少子高齢化への妙薬だと思いましたが」
私は怖い単語を作ったアリスに支えられながら、保健室に向かう。
流石にブラウスを真っ赤にした私に、握手やサインをねだってくる人はもう居なかった。
真っ赤に染まったブラウスは、保険医さんに「血を落とすわね」と奪われた。この日は体操服のジャージで過ごすことになった。
ジャージは公園でゴロゴロしたヤツなので、ちょっと砂まみれだったから綺麗に払っておいた。
教室に戻ると、眠そうでボサボサ頭の数学の男性教諭がこちらを
先生こんにちわ、鈴咲です。
利き腕である右腕の負傷が開いてしまったので、ノートを利き腕ではない左腕で のたのた 書いていると、休み時間までずれ込んだ。
数学は得意じゃないから、頑張らないと駄目。
なのに日直に黒板を消されて、涙目になっていると、
前の席の女の子が首を回して、私のノートを見て後ろを向いて座り、彼女の数学のノートを広げた。
「ほい」
書き写せって事らしい。
「あ、ありがとう!」
前も思ったけど、前の席の子の前世は慈母神だ――間違いない。
彼女はしばらく私の机に頬杖をついて、私の顔を眺めていた。
私は、前の席の彼女が背もたれを
ヨコシマな思考を巡らせながら腕の怪我で書きにくそうにしていると、前の席の子は「貸して」と、自分のノートの内容を私のノートに書き写してくれだした。
「ご、ごめん。本当にありがとう――この御恩は必ずやお返し致す」
「ねえねえ、スズっち」
私は教室を見回す。――だれも反応していない。
「スズっち? ワタシ?」
「そう、スズっち」
「高校になって、初めて愛称ができた・・・・?」
あと私の名前を憶えてくれた? 前、私の名字を金咲とか言ってたし、鈴咲になった?
いや、涼姫の方の可能性もあるな。――でも下の名前呼んでくれるとか嬉しい、あと嬉しい。
「そなの? 八街さんはスズっちを、なんて呼んでるの?」
「
「ほんとだ、愛称じゃない。スズっちじゃ嫌? ――今までどんな愛称が有ったの?」
「菌とか天パとか、陰キャとか」
「それは、多分愛称ではないわ・・・・じゃあスズっちでいいよね。私は
「うん――チグ」
え、なんだろう、友達になる為の儀式みたいな事言いだしましたよ? この人。
だからって友だちになろうとして「友達なの?」的なことは訊かない。
昔「私達って友達?」って訊いた時みたいに「は?(笑)」って返されたら――うう、頭が――っ。
でも考えてみて欲しい「友達になってください」とか告白するのは、恋の告白より勇気がいると思うんだ。
恋の告白も、したこと無いくせによく言うけどさ(笑)
恋人みたいな特別な告白を断わられたら、それは〝難易度が高かったせいだ〟と言い訳できる。
難易度はそれほど高くない、友達は誰しもが作っている――私にはいた試しないけど。なのに断られたら・・・想像してみて欲しい。
「友だちになってください!」「え、アンタと友達とかむりだから」
などと謂われた日のことを――思い出すと胸が痛い。
「う・・・う・・・」
「どうしたスズっち、なんで泣いてる・・・大丈夫?」
「大丈夫、情緒不安定なだけ」
「どこも大丈夫じゃないと思うけど――」
チグは困惑の表情のまま、私に尋ねてくる。
「ねえ、クラスの女子に訊いたんだけどスズっちって、フェイレジェのすっごい戦闘機乗りなの?」
「すごい? ・・・・自分で凄いとか言うのは恥ずかしいけど・・・。一応〈発狂〉デスロードはクリアしてるよ」
「なんか分からんけど、凄そうだ」
「今のとこ〈発狂〉デスロードをクリアしたのは、世界で2人だけみたい」
「凄いじゃん!」
「でへへ」
私は頭の後ろを掻きながら、顔面を溶かした。
「やっぱ凄いんだな~。今さ、クラスメイトのみんなが、スマホ観てるっしょ」
「うん」
確かに。スマホを一人で見てる人とか、みんなでスマホを囲んで見ている集団とかがちらほら。
でも、みんな仕切りにこっちを見てる。あ――女子と目が合った、目をそらされた・・・ごめんキモイ私が見つめて。
「あれさ、みんなスズっちの配信のアーカイブみてるんだわ」
「―――?」
私は、言われてチグに向き直って、向き直る勢いのまま首を傾げた。
「どういう事?」
「今朝クラスに凄い配信者がいたって、大騒ぎになったんよ。スズっちは保健室行ってたから知らないと思うけど」
私は、さっき目が合った女子をもう一度見た。
彼女はまたコッチを見ていて、頬を赤くした。そして小さく手を振った。
なにあれ可愛い。
「あの子だよ、スズっちを『カッコイイね!』って広めたの」
「拙者がカッコイイ?」
「時折武士になるなし。〝綺麗な八街さん〟の友達、〝カッコイイ鈴咲さん〟って大体の意見が一致してる」
「カッコイイ――?? 私が・・・?」
「自覚ないの? あたしも見たけど――自分の危険を顧みないで、しかも一切迷いなく別の配信者さんを助けに走り出すトコとか、しょーじき女子が見たらカッコイイと思うって」
クラスを見回す――なんか女子から熱い視線を感じる。
あと男子も、熱い視線を向けている。
女子の気持ちもわからんが、男子の気持ちはもっとわからない。
私を見ても目の保養にはならんでしょ、鈴咲 涼姫やで? ルックス『天パの癖に一重で、顔に縦線走ったへちゃむくれの、ド日本人体型』の鈴咲 涼姫やで?
「どういう事なの・・・・」
私はみんなに自分を見られるのが怖くて、懸命に手ぐしで髪を「真っ直ぐになれ、真っ直ぐになれ」と、念じながらしごいた。
当然願いは、叶わなかった。
チグが書き終わったノートを私に押し付けながら、なにかを察したように言う。
「スズっち美人ではないけど、可愛いじゃん」
「女子の『可愛い』は、褒め言葉じゃないってネットで見た」
「他人事みたいに言ってるけど、スズっちも女子じゃん」
私は笑うチグが書いてくれたノートを受け取りながら、暗い表情で、
「私、女子の才能ないんだ・・・」
とりあえず、いきなり深刻な相談を振ってみた。
「あー、そんな感じする」
返って来たのは、にべもない
「・・・・ちょっとは否定してほしい」
「あたし、嘘つく才能ないんだよね」
「みんな、何か欠けて生きてるんだね・・・・」
私は空虚な目を、真上の蛍光灯(切れてる)に向けた。
するとチグが、筆記用具をしまいながら呟く。
「完璧なら欲しい物もなくて、生きてる意味ないからなあ。目的が無いのは辛くない?」
え・・・チグ、なにその有り難いお言葉。和尚か、
「カッケェ・・・・チグさん、マジ、リスペクトっす」
「語彙が男子なんよ、スズっちって」
「チグだってさ、女子っぽい見た目なのに、キリっとしてて女子にモテそうだよね。そんな見た目に生まれたかった」
髪型は姫カットって言うの? それをシュシュでサイドテールにしてる。
でも、顔はシャープでカッコイイ系。
綺麗と可愛いとカッコイイが渾然一体となり、ルックスの中で一つの宇宙を作り出していた。
「ん? ありがと? ――いや、女子にモテてどうすんだし」
「え、モテたくない? 女子」
「んー、あんまし?」
「人は欠けた物が欲しくなるわけか。――なるほど女子の才能が無い私だから女子を求めるんだな――なんなら私は女子高生の才能がないけど――あれ? 女子高生は恐いな」
「スズっちって、変なヤツだったんだなー」
「申し開きの余地もない」
「今日のおべんと、あたしらと一緒に食べね?」
「え、おべんとを一緒に食べるイベント!?」
「あ、でもスズっちには八街さんが居るか――八街さんも誘うか」
「3P!?」
「そういうトコだわ、女子高生になれないの。あと、あたしの友達もいるから」
「頑張る!!」
「おう、頑張ってくれ」
みんなでお弁当を食べるとか、なんか女子みたいじゃね?
その後、チグは
この人、前世は慈母神じゃない。今世も慈母神だ。
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