第13話 厄神
新しいプロジェクトを一緒に担当することになった企画課の課長は先輩と同期らしいが、先輩の顔がいつにも増して更に怖いのが気にかかる、曰く課長は疫病神らしいのだ、しかし会って話す限り物腰も柔らかで笑顔を絶やさない良い人に感じる、ただ、打ち合わせに同席するはずだった他課担当の営業四名全員が別々の公共交通機関のトラブルに巻き込まれ、時間通りに来ることができたのは課長、先輩、自分の三人だけで、課長からは執拗に今度から試しに先輩抜きで自分だけで来てみるよう勧められた、きっと後輩くん一人だけだったら、もっとすごいことになりそうだから、課長は笑顔を絶やさずにぬるいコーヒーを啜っていた。
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