第4話 Love so sweet(4)
いろんな女とつきあってきたけど。
いや
つきあうとかそんなんじゃなくて
一晩限りとか
とりあえずエッチできればいいって
女を含めたとして。
そのサンプルから考えると彼女は
エッチに関しては
全く
淡白だ。
奥ゆかしい性格もあって
自分からねだってくるなんてこともない。
子供が産まれちゃったらますますもう
そんなことこれっぽっちも考えてない
みたいな。
妻としてはもう200点くらいのことをしてくれてるけど
たったひとつ不満があるとすれば
エロ気がゼロってことかもしれない。
ゆうこはまたも
すやすやと睡眠に入って行った。
おれがもう
こんなにもモヤモヤしてるとも思ってへんのやろな~~~
クソっ!!
事業部は来月には独立して始められそうだった。
今はその準備で忙しく
オケは引き続き自分が中心となってやっていっているので
そっちも忙しい。
悶々とした毎日を過ごしながらも
忙しくて気がまぎれたりもしていた。
「ふーん。 赤坂で音楽イベントかあ、」
南はすっかりもう『事業部』の一員のような顔をして秘書課の自分のデスクの側に椅子を置いて
寛いだりしている。
彼女は一応ホクトの社員ではあるが
ジュニアと結婚してからは『フリー』で手伝ってるみたいな形になっていて
どこの部署にも属していない。
それでもオケの立ち上げにも関わり、
なんと社長に事業部ができたらそこに異動させてほしい
と直談判していた。
ダンナのサポートせえへんでもええんか
と言いたいところだが
あの行動力や判断力。
新しい部署には絶対に必要やと思っていた。
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