第5話 カーラ

 オーガの活躍で収納の指輪を少しづつ増やしていき、10個の収納指輪を揃えることができた。


「サトシ様、収納の指輪を持つ者はキティタイガーをテイムさせて騎獣することでますます活躍できると思います。」




「わかった、キティタイガーを連れてきて。」


「ありがとうございます。」




 収納の指輪の管理は青鬼にさせており、青鬼が認めたオーガが装着している。


 連れてこられた3mほどのキティタイガーを21匹ほどテイムした。

 2mほどの小さなキティタイガーを僕専用として従魔登録をしたが、風のように安定して走るのでとても気持ちよかった。


「オーガ2匹と他オークのようにチームを組ませてキティタイガーに乗せ、より強い魔物を狩らせることにしましょう。サトシ様、この青鬼は優秀です。変化の指輪をつけさせて同行させたらいかがでしょうか。」


「青鬼、これを着けてみて。」


「はっ、ありがとうございます。」


 

 青鬼がその指輪をつけると身長2mの青髪イケメンが姿を現した。

 


 跪く裸のイケメンに俺の服を着せてみたがパツパツで着れないので、とりあえず腰に上着を巻いて街に向かった。


 その巨躯と美貌で、すれ違う女性は必ず一度はチラ見する。

 これがイケメンというものか。



「サトシ様、私はあなたの物ですわ。」

 



 コリーナが気を使って俺に体を密着させてきた。


 

「ありがとう。」



 コリーナの頭を撫でてやると頭をぐりぐりと俺に擦り付けてきて可愛い。

 


 青鬼のむきむきの筋肉丸出しだとこっちが恥ずかしくなるので服屋に入ることにした。



「いらっしゃい。あらっ……」



 女性の店員は青鬼に気付いてすぐに寄ってきた。



「この人に似合う服を買いたいです。」


「かしこまりました。お任せください。」



 店員は青鬼の手を引っ張って試着室に連れ込み採寸をしながらべたべたと青鬼の体を触っていた。



「なんだかいやらしい店員ですね。そっちがその気なら……ふふふ。」



 コリーナが不敵な笑みを浮かべて悪だくみを考えている。

 3セットほど店員の趣味であろう、白のさわやかコーディネートの服を買うことにした。



「あの……また来てくださいますよね。」



 これまで勢いのあった店員は顔を赤くして俯いて青鬼の手をぎゅっと握った。


 イケメンパワー凄まじい。



「訓練所で青鬼の適正を調べてもらいましょう。」



 コリーナの提案のまま、素材買取所の隣の訓練所へ青鬼を連れて行った。



 しばらくコリーナと待っていると青鬼が戻ってきた。


「サトシ様、水属性の治癒魔法と剣術に適正があると言われました。」


「治癒魔法は貴重だと聞きました。サトシ様のお役にたてるといいですね。」


「はい。」




 青鬼は礼儀正しく礼をして俺の一歩後ろを歩いてきた。



 その後もコリーナについて武器防具が置いてある店に入った。



「いらっしゃい。」


「治癒魔法と剣術に適正があるみたいなので、適した武器と防具を見せてほしいわ。」



 注文もコリーナ任せである。



「それならこれはどうだい。見たところかなり力がありそうだから大剣でも振り回せそうだ。

 ミスリル製だから魔法適正にもしっかり対応している。

 あと、防具だが魔法属性の布を使ったクロークを薦めたい。

 こいつは周囲の魔素を吸収し、装備者の魔力として与えてくれるもんだ。」



 店主が出してきたのは僕ではとても持てなさそうな幅がある鉄板のような大剣と真っ赤な魔法文字のようなものが所々刺繡されたフード付きの上着だった。


 合わせて8000シーロと高額だったが青鬼も気に入ったみたいなので購入することにした。



「サトシ様、私のためにありがとうございます。

 少しでもあなた様のために働けるようがんばります。」


「森にいるテイムした魔物の管理はお前に任せます。

 さっき教えた素材買取所へ素材を売りに行って売り上げをサトシ様のところへ持ってきなさい。

 売上の1割はお前が自由に使っていいわ。

 サトシ様が呼ぶまでサトシ様のために行動していらっしゃい。」


「ははっ」


 そういうと青鬼は立ち上がり、街の中へ消えていった。

 どんな成果をもたらせてくれるのか楽しみだ。



    ▽



 その日、エリサは姿を見せなかった。

 コリーナも用事があると言って出ていったきりだ。

 僕は一人宿で寝転んでうとうとしていた。




(コンコン。)




 ドアをノックする音が聞こえる。

 ドアを開けると見知らぬ2人とコリーナが立っていた。



「サトシ様ですか?

 このカーラは私の店の売り子をしているのですがこ発注ミスしましてね。

 サトシ様に性根を叩き直して頂こうと思いまして。」


「店長、発注ミスは謝ったじゃないですか……どうしてそんなに責められないといけないんですか……それにどうしてこんな服……おかしいですよ……」



 カーラと言う子は丈の短いスカートを履いていた。



「どうして僕がそんなこと……」



 コリーナは後ろでニコニコしている。


 店長は無理矢理に僕の部屋へカーラを引きずりこみ、土下座させた。



「店長、この人誰なんですか……」


「バカヤロウ!サトシ様じゃないか。

 ほら、お前の体で償うんだよ!」


「か……体でですか……?」


「当たり前じゃないか、何言ってるんだ。」


「サトシ様、お願いします。この子のためなんです。」


「て……店長……いや……」



 僕はよくわからない展開だったがこのカーラという女性がとても可愛いということだけはわかった。



「店長……」



 カーラは店長に後ろ向きにさせられて、ガクガクと震えだした。

 店長は土下座するカーラの下着を下ろし、僕にお尻をまる見せにしてきた。

 カーラは前かがみのためカーラの股の間が丸見えになった。



「あっ……恥ずかしい……いや……」



 店長は割れ目を手で広げカーラはそれを手で覆う。



「いや……見ないで……あっ……」

 


 長い間見ていると水分を多く含んだ音が鳴りだして水滴が床にぽたぽたと落ちだした。



 僕はカーラの下半身から目が離せなくなり、我慢ができなくなった。


 四つん這いになるカーラの後ろから無理やりに中に入ろうとカーラに覆いかぶさる。


「て……店長……見ないで……私……店長のことが……あっ……好きでした……あっ……店長……助けてください……あっ……」



 店長は息づかいを荒くして、床に座って、カーラの顔を見つめている。


 僕は下から少しづつカーラの中に入っていく。



「店長……この方が……私の最初の人になってしまいます……いいんですか……」



 少しづつ、温かいカーラの中に入っていく。




「うう……店長……私……もう……」



 その後、僕は何度もカーラの中に僕の体液を噴き出し、その度にカーラも飛沫を床に噴き出した。

   

 床に横になりながら涙を流すカーラを置いて店長はドアから出ていってしまった。



「サトウ様、最高でしたわ。嫉妬、恋、羞恥、裏切り、様々な感情が渦巻いていていました。」



 そう言ってコリーナはぐったりするカーラの体から僕の体液をジュルジュルと音を立てて吸い始めた。


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