第4話 エルサ

「今日は強い魔物がいたらこのナイフで麻痺させてゴブリンに運ばせてくれ。」


「わかった。」



 森で待っているとオークが次々と運ばれてきた。

 今日も冒険者に依頼しているので荷車にオークを積み込み、街に運んでもらう。



「あ、オーガが来た。」



 早速オーガが運ばれてきた。

 コイツは黄鬼だ。



「黄色のオーガは風属性が使えるオーガです。」


「へぇ、よく調べたね。」



 ラミアの頭を撫でてやると、ギュッと締め付けられた。

 この締め付け、段々癖になってくる。

 早速黄色オーガのテイムをする。


 その後も青いオーガ、赤いオーガが運ばれてきた。青いオーガは水属性、赤いオーガは火属性らしい。


 属性持ちのオーガは麻痺からの回復が早く、すぐに狩りに出かけさせた。その後は冒険者たちの数が足らず、門の近くまでゴブリンにオーク等を運ばせた。


 その日はオーガが10匹、ラミア5匹テイムでき、買取額は二万シーロになった。


 他のラミアを見て思ったが最初にテイムしたラミアは特別に綺麗だ。

 他のラミアは女だが魔物っぽい顔だったり、ごつい体付きをしている。


 素材買取所でお金を受け取ったあと、武器屋に寄る。

 属性持ちのオーガには魔力を込められるミスリル製がいいと言うのでミスリルの片手剣を大量に買った。


 あと、道具屋に行くと変化のネックレスというのを勧められた。

 ラミアにつけると下半身が人間になった。

 最高だ。

 

 一つ五千シーロだったが2つ購入した。


 ラミアの服を服屋で買う。

 勇気を出して店員から勧められた少し透け気味なエッチな下着も買った。

 今夜が楽しみだ。


 宿で服に着替えさせてやると、どこからどう見ても人間にしか見えない。



「ご主人様、どうですか?

 これからも可愛がってくれますか?」


「うん、最高だよ。」


 夜の予定だったが、すぐにエッチな下着を堪能した。

 ラミアのスベスベの足はひんやりと気持ちよくて、いつもよりも興奮した。



「他のラミアのテイムもしたし、いつまでも名前が無いのもなー。

 コリーナでどう?」


「コリーナ、いい名前ですね。ありがとうございます。」



 漫画のヒロインの名前。


 オーガたちにミスリルの片手剣を渡すと喜んで戦いに行った。



「サトシ様。」



 見ると一匹だけ地面に跪いている青鬼がいた。



「ゴブリンだけでは運搬が追いついておりませんのでオークもテイムしたらどうでしょうか。」


「そうだな。そうしよう。

 お前に麻痺の短剣を渡すからここに連れてこさせてくれ。」


「はい、かしこまりした。」



 青鬼はスッと立上り、ゴブリンを連れて森に消えていった。


 その日、大量にオークをテイムして街に帰った。

 素材買取所で報酬を貰うと手持ちが10万シーロを超えた。



「コリーナ、やっと収納の指輪が買えるぞ。」


「おめでとうございます。

 これで運搬がスムーズにいきますね。」


 一番頭が回るラミアに変化のネックレスと収納の指輪を渡して運搬役にした。

 5m四方というのはかなり量が入る。


 いつものように森でテイムのために待っていると青鬼から通信が入った。



(サトシ様、人間がゴブリンに襲われておりますがどうしましょうか?)


(助けて連れてきて。)

 


 しばらくすると若い男女の二人が、青鬼に連れられて俺のもとに来た。



「ご主人様、連れてまいりました。」


「あ、あなたがサトシさんですか。この青いオーガに命を助けてもらいました。ありがとうございます。なんとお礼を言っていいか……」


「いえいえ、いいですよ。お礼も要りませんので女性の方を早く介抱して上げて下さい。」


「2人を街まで護衛してあげて。」



 男の方はかすり傷程度だったが、女の方は服を破られて胸や太ももが露出していたので思わず目がいってしまった。 

 

 恐らく襲われて苗床になりかけたんだろう。

 力なく歩いていく2人を後ろから見守った。

 コリーナごそんな俺を横からじっと見ていたことには気が付かなかった。


 2日後、狩りから帰り食堂で食べ終わると、コリーナが席を立ち俺の方に向き直った。



「サトシ様、少し用事を片付けて参ります。」


「うん、わかった。」



 用事ってなんだろう。


 1人で宿に戻る。

 これまでどんなことをするのにもコリーナと一緒だった。狩りも、食事も寝るときも。


 少し自分の時間が欲しかったのかな。

 夜になってもコリーナは戻ってこない。

 どうしたんだろう。


 (コンコン。)

 


 ドアがノックされた。

 コリーナかな?



「失礼します。サトシ様。」



 見ると一昨日助けた冒険者2人だった。

 とうしてここがわかったんだろうか。



「あの、コリーナさんにこの宿のこと聞きました。それで僕にはお礼の対価を払うことができないので、このエルサをサトシ様に差し上げようかと思いまして。」


「えっ…トーレ、そんな……嘘でしょ…」


「僕は対価なんていらないって言ったじゃないですか。」


「いや、だめです。

 僕はなんと言われようとこのエルサを受け取ってもらわないと帰れません。

 なっ、エルサそうだろう!」


「トーレ……本当にそれでいいの?

 私のこと、好きじゃないの?」


「好きでたまらないよ。

 だからこそ君にしか頼めないんだ。」


「そ……そう、それなら……あの、サトシ様お願いします。」


 トーレが床に座り見届ける中、エルサが恥ずかしそうに服を脱いでいく。


 下着だけになったエルサはベッドに横たわった。


「トーレいいのね……」


「ああ、しっかりと見届けるよ。」



 エルサは立ちすくむ僕をベッドに引き寄せて、キスをした。

 瞳からは大粒の涙が流れている。


 僕は様々な感情が入り混じった不思議な心境だった。

 トーレのよくわからない理屈、エルサのトーレに見守られながらという状況……


 僕は僕の体ではないような地面に足がつかないような感覚だった。

 しかし、エリサがキスをした瞬間に複雑な感情が黒く塗りつぶされて、気持ちのベクトルが一つになった。



 この人を滅茶苦茶にしたい。



 涙を流すエルサをベッドに押し倒し、唇を強く押しあてた。



「んっ……トーレ……」



 泣き続けるエルサの口に舌を入れ、エルサの舌をズルズルと音を立てて外に吸い上げた。



「エルサ……」



 トーレの目線を感じる。

 ますます僕の気持ちは加速していく。


 エルサをトーレの方に向かせて下着姿を見せてやる。



「トーレ……」



 真っ白な胸を片手で揉みしだきながらスベスベの太腿から指を走らせて下着の中に手を入れる。



「いや……」



 下着の中を撫でているとピチャピチャと音を立て始めた。

 下着を下ろし、足を上げてその音にする場所をトーレによく見せながら音を鳴らす。


 しばらくするとビクビクッと体を痙攣させて中から熱い汁があふれ出してきた。

 エルサの体が敏感になり、熱くなってきた。


 僕はもう色々と我慢ができなくなってエルサの体を強く抱き締めながらエルサの体の入口を探った。



「トーレ……入れられちゃう……いいの……?私、他の人に入られちゃうよ……?」


「ああ。しっかり入れてもらえ。」


「わ……わかった。」



 エルサも僕を抱きしめてキスをしてきた。



「サトシ様、もっと激しくお願いします……」



 僕は一生懸命にエルサの体の中を上下させると、あまりに気持ちよくて僕の体液をすぐにエルサの中に大量に噴き出してしまった。



「いや……あっ…も…もう……あっ…おかしくなっちゃう……あっ……」



 その後、エルサが僕を抱きしめてくるので何度もエルサの中に僕の体液を注ぎ込んでしまった。

 ぐったりするエリサをトーレが抱えるとブプッと股から僕の体液を逆流して、床に垂らした。



「エルサ、しっかり見届けたよ。」


「トーレ……私……サトシ様のものになっちゃったよ……たくさん中に出されて、子どもも出来ちゃう……」


「俺が育てるよ。」



 抱きしめるトーレだったが、エルサはトーレを抱き返さずにいた。

 

 トーレは呆然として足腰が立たなくなったエルサに服を無理矢理に着せて、部屋から出ていった。


 少しするとコリーナが部屋に入ってきた。



「コリーナがやったの?」


「はい、サトシ様があの娘を気に入ってたようでしたから、トーレをテンプテーションの魔法で魅了して言う事をきかせました。

 お嫌でしたか。」



 少し考える



「いや、よかった。」


「それは良かったです。私はサトシ様が喜ぶ姿を見るのが何よりも幸せです。

 次からは私にも見させてくださいね。」


 そう言うと変化を解いて服を脱ぎ、ベッドに寝る僕の体を締め付けた。


 

 次の日から毎日トーレとエルサは僕の部屋にやってきた。



「サトシ様、お邪魔します。

 それでは早速始めますね。

 トーレにしっかり私達の愛する所を見てもらいましょう」


「ほらほら、私の体にサトシ様が入っていきますよ。いいのですか?」


「あっ……サトシ様……もっと私の中にあなたの子種をください…あっ……」


「エルサ……そんなに喜ばないでくれ……」



 トーレのテンプテーションは意図的に少しづつ解けるようにしているため、トーレは自分の中の葛藤に悩み苦しんでいる。

 エルサはそんなトーレが許せないのか俺を喜んで受け入れて、トーレを責めているように見える。



    

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