第3話 オーガ
「ん……ラミア……」
「サトシ様、私の中にたくさん注ぎ込んでいただきありがとうございます。
私も途中から意識を失ってしまいました。」
ラミアは下半身をうねうねさせながら僕の隣で寝ていた。
僕も途中から眠くなって寝てしまったがとても気持ち良くてラミアの体の中に入ってしまった記憶はなんとなくだがある。
僕の能力は最高だ。
この調子でどんどん魔物を手下において美人の魔物とエッチなことをしたい。
いつの間にか朝になっていたので、服を着て下に降りると、パンとスープ、卵焼きが用意されていた。
少し味が薄い気がするが塩は貴重なのだろう。
木の実で味付けがしてあり、これはこれで美味しかった。
街道を歩いていると服屋があったのでラミアを外に待たせて入ってみる。
「いらっしゃい。」
下着や服など僕用の動きやすい物を選ぶ。
ラミアも何かないかな……サイズ感がよくわからないな。
「あの女性用の服をお求めでしょうか。」
「はい、表のラミアの服なんですが……」
「はい、問題ありませんよ。このあたりの服はいかがですか?」
出された服はほぼ下着のように露出が多いものだったがもともと裸なんだしこれでもいいかなっと思って買ってしまった。
合計で200シーロ(ゴブリン20匹分)だった。高い。
「まぁ、サトシ様、こんなエッチな服がお好きなんですね。私のために選んでくれてうれしいです。今夜が楽しいですわ。うふふふ。」
店員に言われるがまま買ってしまったが見ているこっちが恥ずかしいくらい露出が多く、もう少し普通の服にすればよかったと後悔する。
「きっ気に入ってくれてよかった。」
その後、荷車を押して森に入った。
ゴブリン達が狩ってきていたゴブリンを回収して荷車で運ぶ。
運ぶのはラミアだが黙々と二人で素材買取所と森を往復した。
1日ゴブリンを運んでいると買取額は1000シーロ(ゴブリン100匹分)にもなった。
その後、荷車で往復して5日ほど過ごした。
意思疎通の指輪を返さないといけないので門兵に聞いていた道具屋へ行くことにした。
「いらっしゃい。」
「あの……意思疎通の指輪が欲しくて。」
「はい、意思疎通の指輪は500シーロ(ゴブリン50匹分)です。
あと、収納の指輪はいかがですか?」
「収納の指輪?」
「はい、このように物を収納することができるんですよ。」
店主は指輪をはめて近くにあった机を一瞬で消して、すぐに出した。
「収納出来る大きさによりますがこの指輪は5m四方が、収納できて10万シーロです。」
10万シーロといえばゴブリン1万匹分だ……
「それでしたら、こちらの30cm四方の指輪はいかがですか。貴重品を入れておけば安心ですよ。1000シーロです。」
高いが1日分の稼ぎで買えるから買おうかな。カバンの携帯が要らなくなるし。
「ではそれ下さい。」
「ありがとうございます。こちらの麻痺効果付きのナイフはいかがでしょうか。
同じく1000シーロです。一緒に買っていただければ900シーロにしますよ。」
ぐぐ……欲しい。
完全に懐事情を把握されているようで絶妙な値段の品を推薦してくる。
「それで最後にします。」
「毎度あり。」
僕は逃げるように道具屋を出てきた。
そのまま城門へ行き、門兵のおじさんに指輪と通行費の100シーロを渡す。
「はい、確かに受け取ったよ。
じゃこの証文は、もういらないな。」
証文の紙を破るとぼっと青い炎で燃えてなくなってしまった。
「ラミア、この短剣で少し強い魔物をここに連れてこれないか?でも、無理はしないでね。」
「はい。わかりました」
僕は3匹のゴブリンを護衛にして森で待つことにした。
しばらくするとラミアは黒い肌の人間を担いできた。
なんか頭から角が生えているな。
鬼か?
「ご主人様、オーガを仕留めてまいりました。強い相手でしたがこの麻痺のナイフがあったので、一撃で動きを封じることができました。」
よく見るとラミアは体に所々傷を作っていた。
「無理をさせてすまなかったね。」
僕はラミアを撫でてやった。
「ご主人……今日の夜も子種を下さいね。」
「う……うん。」
こちらからお願いしたいくらいだ。
プルプル震えるオーガに手を当てる。
「僕の言う事を聞け。」
オーガは麻痺で動かなくなっていたが、感覚でテイムできたことはわかった。
しばらく動けなさそうなので森に置いてゴブリンに護衛させた。
次の日、オーガを迎えに行き、森の中に立つオーガを見る。
身長が2m程あり、筋肉ムキムキだ。
「僕はサトシです。」
「サトシ様、よろしくお願いします。」
そのままオーガを連れて街に戻り、従魔登録をした。
「オーガをテイムするなんて……オーガを一人で倒せる人はこの街に数えるほどしかいないのに。」
オーガは随分と強いらしい。
「武器は何がいい?」
「はい、両手で持つ大きな武器がいいです。」
僕は武器屋に入り、背丈ほどある剣を手に取ろうとしたが重くて持ち上がらなかった。
「その武器は重いからね。
私も代車を使わないと移動できないんだよ。」
「外のいる従魔のオーガに持たせたいのですが。」
「オーガを従魔に……いっ、いいですよ。今、他のお客さんいませんから中に入れても。」
オーガを中に入れて剣を持たせる。片手で持ち上げて両手で構えた。
「良いですね。」
「片手で持ち上げた……」
「いくらですか?」
「はっ、はい、800シーロです。」
背中に担ぐ革のバンドと革の鎧を一緒に買った。
「ご主人様、早くコイツを使いたいです。」
「そうだな、森に行こう。」
再び森に戻り、オーガと森に入る。
しばらく歩くと豚頭の巨体がのしのしと森を歩いていた。
「オークですね。確か買取は90シーロです。」
ラミアすごいな、しっかり勉強している。
ラミアは文字の読み書きを覚えようと宿で勉強しているし、素材買取情報で色々調べているようだった。
「行きます。」
そう言うとオーガは背中から両手剣を抜いて走っていった。
あの重そうな大剣を持ちながらなのに、早い。
一瞬で間合いを詰めてオークが気付いて構えた時にはすでに間合いの中に入れており、オーガは両手剣を横に薙ぎ払った。
オークは腰のあたりで体を真っ二つにされ、上半身が宙を舞った。
オーガが切り抜けるとシャーッと青い血がシャワーのように噴き出した。
見事だ。
その後もオークを何匹も狩っていった。
森に放っていたゴブリンを荷物運びとして呼び戻した。
オーガは口角を上げながら次々と森に分け入っていくのでゴブリンに死体を森の入口に持ってくるように言って俺は街に戻った。
「あの、オークの死体が大量にあるのですが運ぶ方法何かないですか?」
「オークを大量にですか…冒険者に荷車運搬を依頼することもできますがとうしますか?」
「お願いできますか?数が多くて……」
その後、冒険者10人ほどに買取所と森を往復してもらった。
「こんな楽な仕事でお金もらっちまって悪いね。」
「いえいえ、こちらこそ助かります。」
次々と運ばれてくるオークがゴブリンによって運ばれてくる。
「これ、オーガじゃないか。」
オーガも何匹か両断されて運び込まれていた。
1日で買取額は1万シーロにもなった。
冒険者たちにはその中から合計千シーロを支払いする。
ラミアと食堂で買った食事をテイクアウトして、宿で食べることにした。
「オーガの活躍はすごかったですね。」
「ああ、これまでの稼ぎの10倍だからな。
明日は麻痺のナイフを持たせて他のオーガを捕獲しようと思う。」
「そうですね。いいと思います。」
ラミアは俺の横に座って下半身を俺にゆるく巻きつけながら食べている。
ラミアは美人だ。
銀の髪はサラサラで綺麗だし、肌も色白でしっとりしている。
時々不意にキスをしてきて、痛くないくらいにギュッと体を締め付けてくる。
その日もラミアと体を拭き合い、ラミアの母乳でトリップして、何度もラミアの中に俺の体液を噴き出した。
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