第2話 異世界の街
その後、ゴブリンが何匹か襲ってきたが2匹に撃退させて森を進んだ。
「あれが街か。疲れたー。」
森を抜けたところに、城壁に囲まれた大きな街が現れた。
もう半日以上歩いて、正直疲れ果ててお腹も空いた。
僕は喜びを感じながら、街に向かって急ぎ足で進んだ。
門を見つけて近づくと、鎧を身につけた兵士が何かを叫んでいた。
そして、塀の中から槍を持った多くの兵士が出てきて、僕たちを取り囲んだ。
「☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓!」
「何言ってるか分からないや……ラミア、ゴブリンは手を出したらだめだよ。」
槍を大勢に突きつけられたので両手を上げて敵意がないことを示す。
「言葉が通じないんだ……参ったな。」
僕だけが腕をつかまれ、門の中にある小さな休憩所のような場所に連れて行かれた。
相変わらず、彼らが何を言っているのかは理解できない。
兵士は僕の指に何かをはめた。
それは指輪だった。
「どうだ、わかるか。」
「えっ、あっ聞こえます。」
「良かった。お前は何者だ。あの魔物は何だ?」
「僕は悟と言う高校生です。あの魔物?は僕の言うことを聞くので護衛してもらってました。」
「コウコウセイ?よくわからんな。魔物はテイムしたということか。ラミアをテイム出来るとは凄いな。テイム出来ているか試すからちょっとこい。」
僕はその兵に連れられてラミアのところへ戻ってきた。
「あのラミアに手を上げるように指示しろ。」
「ラミア、手を上げて。」
ラミアは僕の言う通りに両手を上げた。
「ふむ。じっとさせておけよ。」
「ラミア、何もしないでね。」
兵はラミアに近づいていき、ラミアの口の前に腕を出した。
「しっかりとテイムされているようだから、入ることを許可する。
ただし、街中では店舗には入れないので注意してくれ。
早急に素材買取所で従魔の登録を済ませて街中ではこの首輪を着用させおけ。
意思疎通のための指輪は貸与するだけだ。10日以内に返却し、通行料として10シーロを支払いに来い。」
「この指輪買取りするわけにはいきませんか。」
「売り物じゃないが同じものが道具屋で買える。」
「このお金使えませんよね?」
「何だこの紙は。見たことないな。
ラミアがいるんだから魔物を狩り、素材買取所で買い取りしてもらえ。
素材買取所はこの通りをまっすぐ行った所にある。」
「ありがとうございます。」
その後、私は貸し出しの契約書に署名して、街への入場を許可された。
ゴブリンは入場できないようなので、森で待機することに決めた。
街に足を踏み入れると、多くの人々が行き交っていた。
様々なスタイルの服装が目につくが、日本で見慣れた服はどこにもなかった。
「ラミアはこの街に入っことある?」
「いえ、初めてです。」
ラミアは裸だったので、僕のブレザーを着せてあげている。
街道を歩くと大きな建物が見えてきた。
鎧を着た人や魔法使いのローブみたいのを着ている人たちが行き来しているので、この建物が素材買取所だろう。
中に入るとカウンターがあったので声を掛ける。
「あの、ラミアの従魔登録をしたいのですが。」
受付の女の人は建物の入口に待たせているラミアを一瞬確認した。
「従魔登録ですね。城門の衛兵確認は終わっているようなのでこちらに記入してくだされば登録出来ますよ。」
首輪が確認済の証拠となったのか。
「僕は読めないし、書けないのですが……」
「では私が読みます。あなたの国の言葉でもいいので名前は書けますか?」
「それなら名前は書けます。」
魔物は許可された建物しか入れないこと
人に危害を加えないこと。
危害を及ぼしたら所有者の責任になること
従魔確認の首輪を外さないこと
など書かれた種類に記名した。
「これは魔法で契約されますので必ず守ってください。
こちらで契約が履行されていない場合、すぐにわかりますからね。」
「わかりました。」
「魔物の素材買取はここでやっているんですか?」
「はい、やっていますよ。」
「ゴブリン何匹分で宿2人泊まれますか?」
「宿にもよりますが、この近くの宿でしたらゴブリン10匹分で2人泊まれますよ。」
「わかりました。」
「これを持っていけば城門は無料で通れます。」
「通行費はゴブリン何匹分ですか?」
「同じく10匹ですね。」
「食事は?」
「1匹で足りると思います。」
お姉さんに木の札を渡された。
お腹が空いたがお金がないのですぐに先程の城門から外に出た。
「おっ、早速狩りに行くのか。気を付けてな。」
「ありがとうございます。」
先程の門兵に見送られて森に入るとテイムしたゴブリンが合流してきた。
「ラミア、ゴブリン、ここに魔物捕まえてきて。」
「はい。」
丸太に座っていると、ラミアが尻尾でゴブリンを巻きつけてすぐに連れてきた。
テイムして同じ命令を出したが、ゴブリンは戻ってこなかった。
やられてしまったのだろうか。
ラミアが3匹のゴブリンを連れてきた時、彼らにまとまって行動するよう命令した。
少し待った後、一匹を捕まえてきた。
ゴブリンを一対一で捕獲するのは難しかったのだろう。
テイムしたゴブリンはどんどん増え、約30匹になった。
その後、殺して連れてくるよう指示した。
街に戻ることにした。ラミアは力強く、5匹のゴブリンを担げたが、僕は一匹を担ぐのがやっとだった。
素材買取所に行くと、丸ごとの場合は裏のカウンターで買い取ってもらうようにと言われた。
「いらっしゃい。
テイマーとは珍しいな。
ゴブリンの買取か。」
「はい、お願いします。たくさん倒したんですが数が多くて……」
「それなら荷車を貸してやるぞ。」
買取所のガタイがいいお姉さんにに案内されると、大きな木製のリアカーがあった。
これは助かる。
「ありがとうございます。」
「貸賃は売上から引いておくからな。」
ゴブリンは一匹10シーロらしくラミアは800シーロらしい。
売るつもりはないが。
その後、ラミアに荷車を引かせて何往復もして50匹ほど買い取りしてもらった。
「初日でこの量はすごいね。
また、明日も頼むよ。」
「腹が減って死にそうだ……」
買取所のお姉さんに勧められた近くの食堂に入る。
ラミアは入れないので僕一人だ。
「いらっしゃい。
何にする?」
「お腹が空いて死にそうなんです。これでおすすめをお願いします。」
僕はゴブリン1匹分の10シーロを渡した。
「あいよ。まってておくれ。急いで作るからね。」
早足でキッチンに入ると、ガチャガチャと料理をする音が聞こえる。
(ラミアは何か食べるの?)
(はい。生でもいいので肉を食べたいです。)
(わかりました。)
テイムした魔物は会話をイメージすると離れていても通信できる事がわかった。
「はい、お待たせ。」
机に置かれた料理は大皿に分厚い肉が焼かれ、野菜が添えられていた。パンもある。
見た瞬間にお腹がグーと鳴った。
「よく噛んで食べるんだよ。」
鉄でできたフォークで肉をさして口に持っていく。
「うまい……」
これまで食べたことない味だったが昼食抜きで歩き回ったので、尚更美味く感じる。
かなりの量があったがあっという間に食べ終わってしまった。
「あの、同じ量で持ち帰れるように出来ませんか。」
「食器を返却するなら出来るよ。」
テイクアウトは先程の肉がパンに挟まれて出てきた。
お金を渡し店を出た。
ラミアと合流して街道を歩き、買取所で紹介してもらった小さめの建物に入った。
「いらっしゃい。一泊50シーロ、朝食は別で5シーロだよ。」
「テイムした魔物も大丈夫と聞いたのですがが、いいですか?」
「ええ、買取所か門兵の証明する首輪してれば問題ないですよ。
値段は同じ50シーロです。」
「2人分で2泊分、朝食もお願いします。」
僕は銀貨2枚と銅貨2枚を渡した。
「部屋は2階だよ。この桶と手ぬぐいはサービスだ。」
鍵と湯おけを渡されたので、入口のラミアと部屋に入った。
ラミアは器用にするすると階段を登ってくる。
ラミアに夕食の肉を挟んだパンを渡すと目を輝かせてがっついて食べた。
「こんなに美味しい食事、初めて食べました。ご主人様にずっと着いていきます。」
チョロいな、すでにテイムしているが。
宿の店主に渡された湯おけをラミアに渡す。
「ラミア、この手ぬぐいで体を拭いて。」
「わかりました。」
ラミアは僕の服を脱がせようとしてきた。
「自分の体を拭くように言ったんだけどな。こうするんだよ。」
目の前でボタンを外すと、ラミアも探り探り試しながらできるようになった。
ラミアはぼくのパンツまで全て脱がせようとしたので慌ててやめさせる。
「パ、パンツはいいよ。」
見られると色々と恥ずかしい。
「そうですか。後でゆっくりとお拭きしますね。」
ラミアに手ぬぐいの絞り方を教えてやる。
これまで魔物として生きてきたんだ。
人間のやることなどわからないだろう。
ラミアは背中に手ぬぐいを擦り付けてきて、
ペロッと舐められた。
「ひゃっ!」
「駄目でしたか?」
「い、いや、びっくりしただけだよ。」
「私はずっと自分の体を舐めてきれいにしてきましたので。」
ラミアはそう言うと手ぬぐいも使いながら、俺の体を舐め取っていった。
ラミアにの舌に色々な所を舐められると体が火照ってきてしまう。
「ラミア、自分の体を綺麗にしてくれ。」
「はい、わかりました。」
そう言うと、自分の体を舐めて綺麗にしていった。
あの白い肌に触りたい……触ってもいいだろうか。
テイムしているし触ってもいいだろう。
「僕も拭いてあげるよ。」
僕は手ぬぐいを絞り、ラミアの白い肌を拭いてあげることにした。
「ありがとうございます。温かくて気持ちいいです。」
後ろから拭いていると首筋から見えるたぷんたぷんと揺れる胸から目が離せなくなる。
触りたい……触りたい……触りたい……
何でも言うことを聞くじゃないか。
我慢しなくていいんだ……前も拭くって言うんだ……
「あの……まっ、ま、前も拭いてもいい?」
「はい、喜んで。」
ラミアはにやにやして僕の方を向いてその大きな胸をツンっとつきだした。
ラミアの胸は柔らかくて気持ちいい。
勇気を振り絞って言ってよかった。
タプンタプンと柔らかくそれでいて弾力がある。
いいだろうか……舐めてもいいだろうか……
「なっ、舐めてもいい?」
僕はラミアの顔をチラチラ見ながら恐る恐る聞いた。
「はい、お願いします。」
僕は両手で拭きながらピンクの先端を舌でペロッと舐めた。
「あっ……気持ちいいです。」
僕が舌の先でチロチロとその先を舐めると、先端がぷくっと固く大きくなった。
しばらく舐めているとプルプルとラミアが震えだした。
「サトシ様……んっ……」
胸からの先端から甘い汁が出てきた。
甘い。甘いが舌先がピリピリする。
しばらく舐めていると頭がふらふらしてきた。
「サトシ様、ラミアの母乳には媚薬作用がありますからあまり飲むと危ないですよ。」
ラミアが何か言っているが、僕はラミアの甘い汁を夢中に
「あっ……そんなに吸ったら駄目です……あっ……我慢できなくなってしまいます……」
ラミアはそう言うと乳房を吸う僕を両手で抱え込んで僕のパンツを下半身でずり下ろすと僕の体に巻き付いてきた。
「あぁ……サトシ様……お許しください……」
なんだろう、ラミアのネットリした中に僕が入っていく……。
意識がしっかり持てないが気持ちよくてすぐに何か込み上げてきた。
ラミアにギュッと絞られるように僕の体液は勢いよく噴き出した。
「あぁ……もう駄目……こんなにたくさんサトシ様の子種を出されたら……」
僕はラミアの乳房に貪りながら、ガクガクと体を痙攣させるラミアを抱きしめて腰をラミアに押し当てた。
何度も僕の体内からラミアの体内へと注がれて、そのたびにラミアは白目をむいてブルブルと震えた。
僕はそのまま眠くなって意識を失った。
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