第4話「先輩!愛してます!」
「先輩!好きです!」
「せんぱぁーい!付き合ってください!」
休み時間の度に僕の教室に来ては紗羅は告って去って行く。紗羅が僕のこと愛してくれすぎて振れなくなってしまいそうで怖い時が有る。
毎回言ってくれる言葉が違うからきゅんとしていまう時もある、それをかぁーくんに相談してどうすればいいかを2人でいつも考えている。
「彼氏がいる」
これをいえば告ってくることが無くなるだろうが今までの関係も変わってしまう可能性があるそれは嫌だから「彼氏がいる」とは言えない。オブラートに包んで降っても諦めないから本気で紗羅は僕のことが好きなことがわかる。
僕のファンクラブの子達も僕に告白してる紗羅を良しとは思っていないものの、紗羅に何か言って僕に嫌われるのを避けてなにも言わない、言わないじゃなくて言えないでいる。
かぁーくんも紗羅に直で話せる訳が無い女子高である白百合学園に男子がいたら問題だ、それも僕の彼氏なんて言ったらファンクラブの子達がどうなるか分からない。
かぁーくんに相談はできるけど、結局最後は僕が言わないといけない。
僕は思い切ってもう言うことにした。
「なぁ紗羅僕さ彼氏いるんだ、だから紗羅とは付き合えない」
紗羅はポカーンとした顔をして
「優希先輩彼氏いたんですね、でも私諦めません!彼氏から優希先輩を奪い取ってみせます!燃えてきました!」
と言われた。これから僕はどうなるのだろうか、
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