第2話「僕の彼氏」

ガチャ!玄関のドアを開けると……


「ちゅーしょ?ゆぅちゃんギューだけでもいいんだけどさ……」


って言って走って僕の方に寄ってきたこの子が彼氏である冴島奏翔(さえじまかなと)だ。犬系で低身長と言う可愛い要素しかない僕の自慢の彼氏だ


「かぁーくん、まだ待ってコートすら脱げてないから脱いだらギューしようね?」


って言うとすっごく嬉しいのかうん!と言った

コートを僕は脱いでギューしたそして、かぁーくんをお姫様抱っこして一緒にソファーに座った。ギューとお姫様抱っこが嬉しかったのかめっちゃニコニコしているかぁーくんがとても可愛い。


僕達は幼馴染で赤ちゃんの時から一緒にいる家も隣同士でよく遊んでいた。今では僕の両親が海外に出張しているから僕の家で2人で住んでいる。


「あのさかぁーくん今日ね部活の後輩に告白されたんだけどさなんて断れば傷つかないかな?」


と聞いたらかぁーくんは悩見ながら言った


「今までゆぅちゃんに告白してくる子いなかったからわかんないけど、彼氏いるからごめんとか女子だからって言ったら絶対傷つけちゃうからさ、その後輩ちゃんに好きだけど僕の好きと後輩ちゃんの好きは違うかもって言ったら?それなら傷つかせないで振れるんじゃない?」


と適切な回答が帰ってきてびっくりしたいつもならほんわかとオブラートに言った言い方で僕の意見を全肯定だったから頷くとしか僕は出来なかった。

明日部活があるその時に言おうと僕は決めた、この時の僕は紗羅がどれだけ僕に本気か気づいていなかった。

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