カキネ村編 狂宴の炎の目覚め

俺は、両親の元に飛び込んだ。「すごい!皆かっこよかった」すると両親が「良かった、ホムラ無事だったんだな」「良かった、、ホムラと」2人が優しく俺を包む。その瞬間今まで溜まっていた感情が溢れ出す。溢れる涙が止まらない。色んな感情がない混ぜになり、抑えきれず、声にならない声が漏れ続けた。その間2人が優しく頭をなで続けてくれていた。そして、ある程度落ち着いた俺は伝えなければいけないことを思い出しここに来るまでにあったこと、子供達の現状を伝える。「よく頑張ったか、流石俺の子だ!後は俺等に任せて、お前もあの建物にいるんだ」そう優しく伝えてくれるとぉちゃん。「安心せぇ!ワシが何があってもお主の両親守ったる」ガッツポーズを取りながらそう言うゴンさん。「はい!」と俺は安心して元気な声で返した。その瞬間、ゴンさんが目の前から消えた。「え、」俺は、何があったか分からないまま固まっていると、とぉちゃんが、「早く!家にはしれ!」そう力強い言葉で叫ぶ。俺は無我夢中で逃げるが、足首に何かが巻きつく、感触と共に、思いっきり引きづられた。地面が遠くなっていく、両親2人の焦った顔がやけにゆっくり見える、その瞬間、俺は地面に打ち付けられた。「ぐぇ!」声にならない声しかもれない。「ふぅガキ、殺しはしねぇが逃げられると面倒だから、そこで寝とけ」俺はぼやける視界で声の方を見ると、さっきのリーダーと呼ばれていた、男が、自身の手をムチのように変化させ、俺の足に巻き付けていたのが見えた。「離せ!俺の子を!カミナ!」そう言うと、「わかってる!」ものすごい勢いの雷撃が、敵を貫く、だが、「痛いじゃねかクソあま!」そう言うと、敵は自身の腕をどんどん巨大化させ、かぁちゃんを、潰そうとする。「カミナ!」とぉちゃんが盾になるが、巨大な腕に、2人ともそのまま潰される。何とか、死を避けたが、ダメージが大き過ぎて、立ち上がれないでいる。その時「ウォーターカッター」と言葉共に、敵の体を、真っ二つに斬り裂く。「やられた(棒読み)」と、敵は声を上げたと思ったら、切り裂かれた部分が、見る見る打ちに、くっついていく。そして、ニヤリと笑い、「お返しだ」その瞬間腕が、剣のように鋭くなり、スイさんを、真っ二つに切り裂く。スイさんが死んだ。そして、動けなくなっている両親を、俺を投げた時みたいなムチ状の腕に、変形させた腕を首に巻き付け、俺の前に引きづって来る。「おい、ガキ、どっちを生かしたい?」そう聞いてくる。「は?」何言ってんのかわからない。「だからよ、どっちか助けてやるって言ってんだ」「何言ってんだよ!ふざけるな!」その言葉に、興味なさそうに、「お前は、無力なうえに、選ぶ事も出来ねぇカスだな、だからよ、失うんだぜ」そう言うとバキッ2人の首が、、首が、「あぁ!!!!!!嫌だ!嘘だ!」何でどうして、、俺が選ばなかったから、選ばれるはずがない。どうして、どうして、「お前が無力だからよ」そう俺を頭上から見下ろす男。「おい、ヤスいつまで死んだふりしてんだ、あの建物の奴ら、皆殺しにしてこい」「へいへい、さっきまで死に続けてた人の扱いじゃないぜリーダー」そう言うと、ヤツは何でも無かった様に立ちあがり、建物の人達を殺しに行こうする。俺は、まだ奪われるのか。嫌だ!嫌だ!嫌だ!俺は、あいつに向かって火を放つ。死ね!「あちち!クソガキが」そう言うと、俺を思いっきりけり上げた。「ぐは!」息ができない。そのまま俺を蹴り続ける。「ヤス!やめぇねぇか死んじまう!」「リーダーすまねぇな!無力なくせに、無駄には向かってこいつがどうしても腹が立って仕方ねぇんだ!」そう言うと落ちてたナイフを拾い俺めがけて、振り下ろす。その時おれは、家族の所にいけるならと思い、抵抗する気すら起きなくなり、ナイフをそのまま受け入れ用とした瞬間、「だめ!!」俺の影からヨルが、ヨル?俺は色々ありすぎて、ヨルがいる事を忘れていた。そして、ポタポタと、流れてくる赤い血。「なんで、どうして?ヨル嘘だよな?」「ごめんね、ホムラ君を守るって言ったけどここまでみたい。ホムラ君生きて、死んじゃだめ、だよ、、大好きだよ、ホムラ君、」その言葉を言い終わると、ヨルが動かなくなる。「う、そだよな、ヨル、ヨル、」そう少しでもヨルに近づこうと、体を引きづると、おれは、顔面を蹴り飛ばされた。「くそが!イライラする、うじ虫みたいにうじうじ動くな、きもちわりぃ!」そう俺を睨む。「おい、ヤス!これ以上やるなら、本当に殺すぞお前!早く言われた事をやれ」「へいへい、おい、うじ虫、今からお前の前であの建物の人間殺してやるからな、そこで見とけよ」ニヤリと笑う。ふざけるな、俺はもう何も何も何も何も失いたくない。こいつらを殺して、生きて、家族の、ヨルの、かたきをとるんだ。許さない、許さない、許さない。


「レッツショータイム」そういいながら、あいつは、ヨルを殺したあいつは、ドアをこじ開け、逃げ惑う大人を、子供を、老人を、笑顔で殺していく。見せつける用に、わざと派手に。子供を失い、あいつを睨む親の姿、恐怖で泣き叫ぶ子供、守れなくて悔しそうな顔をする、大人。皆の気持ちわかるよ。俺も、悔しくて、泣き出したくて、許せなくて、無力な自分が嫌いで、今こうして見てるだけの自分が大嫌いで、あの敵を「殺してやりたい」だからさ皆の意思を、焚・べ・さ・せ・て・せてくれ。俺が全て燃・や・し・て・やるから。俺が全て終わらせるから。その時、黒・い・炎・が産・声・をあげた。

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