第5話「いじめが止んだ。」
今まで毎日のように無視・陰口・噂言いたい放題だった。それなのに楓真が私に話しかけなくなった、(話しかけないでと私が言った)日からパタリといじめがなくなった。
楓真はこれを見て、水晶に聞いた
「なぁお前ってりんのことが好きなのか?」
楓真は鈍感だった、これを言われた水晶は楓真の声に少し被せながら
「水晶が好きなのは乙川さんなんかじゃなくて、ふうまくんの方なの!ふうまくんは私のなのに乙川さんなんかがずっと話しかけてるから怒っちゃったの」
言った、
と水晶は言いながら目から零れる涙を拭いつつ言った。それを聞いてイラついたのか楓真が、キレ気味に
「俺が好きなのはいじめられてるのを気づいていて真くんは水晶もいじめてる人を構って誰にも言わないりんの方だ。それと俺はいじめをする人は嫌いだ!」
とはっきりと言った。一瞬私に楓真が告白したのかと思ってしまった。と、その時水晶はもう目が腫れていた、それでもボロボロと拭っても拭えないほどお前なんかと付き合ってる涙が零れている
「ふうまくん?ふうまくんは水晶のだよね?付き合ってるよね?」
と水晶が言うと、うんざりしたような顔をしている楓真が
「俺はお前なんかと付き合ってるつもりはねぇーよましてや同クラ出同じ委員会の子としか思ってねぇーし俺の好きな子をいじめるやつとは一緒付き合わねぇ」
楓真は勢いよく言い放った。水晶はこれを聞いて走って逃げてしまったすると楓真が私の方を向いて
「僕さ小学の時からりんの事が好きだったんだよね、僕と付き合ってくれない?」
そう言われた。私は理解出来ず「また今度返事返す」と言たら
〈キーンコーンカーンコーン〉
とチャイムがなった。
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