第3話「いじめの終わりはないのだろうか」

僕が水晶達に注意したことでりんへのいじめが無くなると思っていた。無くなると思っていたのだが、いじめは無くならなかったみたいだ。みたいというのは水晶達が僕の前でいじめや陰口をしなくなったから僕はもういじめが終わったと安心したのだ。

いじめがなくなって不安がないと思っていたある日のことだ、クラスメイトである天宮裕也(あまみやゆうや)と橘奏翔(たちばなかなと)が僕に話しかけて言った、


「なぁりんの事をいじめたくない、宇田川にいじめろって言われてしゃーなしやってたけど、俺達さ2人で考えたんだけどやっぱこれって可笑しいって思ってさでもよ宇田川が言い出しっぺだからよぉー、いじめたくないって言ったら俺達が何されるか分かんなくって怖いから荒川ならどうにかしてくれるかなって思ってさ」


その言葉を聞いて僕はいじめが終わっていないことと主犯が水晶だと言うことを、でもこの前ので水晶に直接言ってもいじれば無くならないから担任の成瀬穂奈美(なるせほなみ)先生に僕は言いに行った


「成瀬先生クラスの乙川凛花さんが無視されて陰口言われてるんですよ、助けてあげてください」


と言ったはいいものの成瀬先生から驚きの返事が帰ってきた


「ねぇ?楓真君?先生は忙しいのよわかる?中学生なんだから多少のいじめくらい自分達でどうにかして頂戴!それとそんなことで先生の時間を取らないでね!今回は怒らないけど次は怒るからね!」


それを聞いて僕は成瀬先生は役に立たないうことと、僕がどうにかしないといけないと思った、だから僕は毎休み時間りんに話しかけに行った、それでもいじめは止む事はなかったましてやみんな言いたい放題で噂が独り歩きすらしている。

それをりんに聞こえるように言うのだ、でもりんはいじめられていることを気づいていない様な素振りをする。

クラスの奴らになんでりんを省いたり陰口言うのか聞いてみたらみんな口を揃えてこう言った


「荒川には言えないわ」


これを聞いて水晶が僕にいじめのことを隠しているように思えた、なぜかくしているのかは多分僕にバレたらまた注意されると思ったからだろう

そんなある日僕はふと、りんにいじめられてるか聞いてみた、するといじめられていることも、なんでいじめられているかも知っているような言い回しの言葉が帰ってきた。

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