グレーゾーン
みんなはグレーゾーンで生きるのは好きだろうか?
多分、大体の人がグレーゾーンで生きるのは嫌がるだろう
それでも、気づかないうちにグレーゾーンに染まっていく―――
そうじゃないと生きれない、何かを守れない
そうやって生きていくのは、誰も変わらない
もし、純白で生きたいなら生きれば良い
ただ、おそらく何もなせず守れず生きていくことになるだろう
純白というのは何にも染まらない綺麗なものというイメージがあるが
言い換えてみれば、何もせずに個性も武器も持ち合わせず生きていくという言い換えになる
生きるというのは純白をなにかに染めていくこと
個性的になりたければ―――何かを作って何かを伝えたければカラフルに染まれば良い
ただ、何かを成したければ、救いたければ辛さや醜さという黒色にも染まらなければいけない
でないと、黒色に染まってしまった事の醜さや辛さがわからないから
黒に染まりきらず黒以上の白を足して足して足して足して足して足して足して足して足して塗りつぶそうとして―――――――
最終的にグレーに曖昧になっていったとき―――――人の辛さや醜さを知ったとき
初めて人をどう助けていけば良いのか、何を成して行くために何をすれば良いか
それが見えてくる
僕はそう考える
綺麗事で生きていくというのとても素晴らしくて良いことだ
でも、綺麗事は長続きしない――――辛さや醜さの包み込み方を知らないから儚く砕け散る
汚いこと、辛いこと――――黒さが人を強くしていく
黒さを消そうと、自分が黒くなっていく覚悟を持った人が周りを変えて動かしていく
黒く染まってそのうえで白くなろうとして
そして、グレーへ変わっていく
グレーゾーンに生きていく覚悟が僕に―――世間にどれぐらいあるだろうか
とりとめのないエッセイ達 QR @QRk
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。とりとめのないエッセイ達の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
親が毒になってた人の話/QR
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 3話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます