生義
戦争とは正義と正義のぶつかり合い――――
ドラえもんが言っていた有名な言葉だ
この世界には様々な正義がある
その正義が何なのか?
名誉
名声
金
理想
何が正義になってそれが戦争へと駆り立てるのか、そこを意外と人は見ていなかったりする
そして、理想のために手段を正義とする人もいる
その段階の違いが戦争を形成していくのかもしれない
あなたの正義はなんだろう?
あなたの理想はなんだろう?
僕の正義はなんだろう?
僕の理想はなんだろう?
そのために僕達は何をして来てこの82億の中にいるんだろう?
それぞれの正義、理想の違い――――それが埋まることはない
そして、それこそが戦争が無くならない理由――――
もし、戦争をなくしたいならどうやってなくす?
言葉?暴力?金?
そのすべてが争いの道具になる――――そして、あなたが何かを叶えるとき誰かの夢が潰える
終わらない理想と夢のつぶしあい――――その中にみんな生きている
無条件の平和を望むのは大人になるにつれて無理だとわかってくる
それが、成長だと生きていくことだと段々と少しずつわかってくる
それでも、みんな自分の無条件の平和を願っている
平和を願うのなら何かを犠牲にしなければいけない―――
それが、わかっている人といない人が存在している
時間、金―――――はたまた、誰かのなにかの命それを犠牲にして生きる
それが嫌と言うなら、嫌といえば良い
ただ逃げられない事を知っていれば良い
何かを犠牲にして生きているということを知っている―――
そのことを知っているだけで、大切にできる
時間を、金を――――――その人の人生を
生きていくということは何かを背負うこと
誰かの何かを大きさは関係ない、生きていると何かを背負わされる
その背負っているものを軽く―――はたまた、幸せによくするために生義を振りかざし始める
その、生義をどうやって振りかざしていくか?
その違いがきっと
生義を振りかざすなら――――純白をどこまで黒く染めるか?
あなたはどこまで染めていく?
黒くも白くもなれないならグレーに染まってみれば良い
僕はそうやって生きてみる
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