APARTMENT LOVESTORY ~これがアパート公式で親友になった結果だ!~

沼津平成

第1幕

序章

序章①

 俺のことを、時々、あなたも見かけるのではないだろうか。

 

 あなたが夜、ふいに思い立って辺りを散歩しているとき、ふいに目の前に明かりがさした。


(車の光かな)

 

 一瞬そう思うが、すぐにそうではないことに気づく。

 

――違うぞ、明らかにこれは部屋の明かりだ――


 その光の出る元を追っていくうち、あなたの目は、あまり目立たないアパートの一室にくぎ付けになる……。

 

 その部屋の住人は、間違いなく俺だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る