「稲荷神社」　2

今日も来た。お詣りする時、いつも確認することがある。

それは、他にお詣りする人がいるかいないかだ。

私は人がいない時を選んでお詣りする。しかし、この稲荷は

ぽつぽつ人が来る。鳥居の手前の公道から社に向かって、頭を

さげて、簡略お詣りする人が結構いる。日常的光景。

遠くからでも願いは届くという、かってな思い。

社に上がる時、龍水で清める。いつも通り社に手を合わせる。

来た道を今度は下りる。規則正しい行いだ。

帰ろうとした時、神社内にある石造の弁天社の足元を、どこから

来たのか、三毛猫が通った。向こう側へ抜けたのか、半分回って

姿が見えない。　フッと、消えてしまった。

稲荷の猫。

お告げの猫、かもしれない。　願叶う?

ここは稲荷神社　おみくじの三毛猫　今日は末吉。

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