第46最終話「ゼロの駆け引き」

渋滞している176号線の11トンダンプから大音量の懐かしい歌が奏でられて、勇二が言っていた「何とも堪らん優しい気落ちに為れる。」と聴いていた事を

実際に体験する事に為った奇跡の経緯に心の襞の灯火が仄かに暖かくオレンジ色の発光体に自身が鳴って行く感覚を味わっていた・・・。







 右手の添えられた背中の温もりが優しい。


貴女の真心が仄かに心臓を包むゼロからの会瀬。


 イノセントの恋の方が僕らは萌える東風吹かば涼しげなノスタルジー。


  追い風のセピア春のひととき好きですと告白出来ないもどかしさ。


   麻痺側に立つ貴女の優しさを感じた刹那弾んだ息遣い五割増しの笑顔坂道を上がりきったらスペシャルな時間が終わる試練を肌で感じた。


 ゼロの駆け引き流れるままに時の恋心は萌える。


 ゼロの駆け引き流れるままに時の恋心は萌える。


 ゼロの駆け引き流れるままに時の恋心は萌える。


 歌いながら風は過ぎ去って行った。


(了)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゼロの駆け引き(改稿) しおとれもん @siotoremmon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画