第2話

だが、今になって話題になったのはその神社に辿り着くことができたという内容が掲載されたからだ。

投稿者によると、ある日、家で寛いでいると急に目の前が白い光で眩しくなり、目をつぶった。

光が治まる頃に目を開けた時は、神社の目の前にいたという。

その神社は立派な赤い社で、社の前には巫女様が立っていたと。

今の季節は冬にも関わらず、桜が舞っていて、綺麗だったとのこと。

神社を見た時、その美しさに目を奪われ記念に写真を撮っておきたかったが、巫女様に止められたと。

「ここは現世ではないため、社を写真に収めることはできません。」

それを聞いて、とても残念な気持ちになったが、社の中で起きたことによって気分が一変した。


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隠世の神社 〜恋よ実り給え〜 和歌月紅葉 @rei85

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